記事公開日:2018.4.3最終更新日:2022.11.8

【わかりやすい】エビを茹でると赤くなる理由!

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

エビやカニを茹でるとなんで赤くなるの?

 

こんな疑問はありませんか?

 

【結論】熱を加えると、隠れていたアスタキサンチンが表に出てくるから赤くなる!

 

さぁそれでは、エビやカニが赤くなる理由をわかりやすくご案内します!

エビやカニを茹でると赤くなる理由

エビやカニは赤くなる理由はアスタキサンチンという色素が熱によって現れるから

エビやカニが食べていたモノを辿ると、「ヘマトコッカス」という藻へと行きつきます。

 

このヘマトコッカスは、過酷な環境下でも生き延びれるため、赤い色素で細胞を守るための壁を作るのですが、それがアスタキサンチンなんです。

その藻を食べたプランクトンをエビやカニが食べることで体内にアスタキサンチンが取りこまれるんです。

 

エビやカニが赤くなる流れ

 

①エビやカニの殻にはアスタキサンチンという赤い色素が含まれています。

②普段は、アスタキサンチンはカロテノプロテインという物質となっているので、本来の赤色は隠されています。

③熱を加えます(茹でる)。

④カロテノプロテインが熱によって変性します。

⑤アスタキサンチンとカロテノプロテインの結合が切れます。

⑥隠れていたアスタキサンチンがの赤色が現れます。

⑦皆さんの知っている赤いエビやカニになります。

 

 

超簡単に一言で表すと・・・・

 

熱を加えると、隠れていたアスタキサンチンが表に出てくるから赤くなる!

 

コレです!わかりやすいでしょ(笑)?

アスタキサンチンの量によって色が違う(茹でる前)

アスタキサンチンが多いと、【赤茶色っぽい】

アスタキサンチンが少ないと、【緑や青みがかった暗い色】

クルマエビ

photo by Chris Price

マリンアクアリウムで有名なエビ・カニはアスタキサンチンは多い?少ない?

アスタキサンチンが多い

・ホワイトソックス
・スカンクシュリンプ
・キャメルシュリンプ
・ペパーミントシュリンプ
・イソギンチャクモエビ

 

アスタキサンチンが少ない

・サンゴモエビ
・トゲアシガニ
・エメナルドグリーンクラブ
・アロークラブ

 

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まとめ

カニやエビが赤くなる理由・・・

熱を加えると、隠れていたアスタキサンチンが表に出てくるから赤くなる!

 

※当然、アスタキサンチンの多い・少ないで飼育に影響はありません。

 

 

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