記事公開日:2018.2.10最終更新日:2020.8.27

【生きた化石】海底洞窟にいるアマガイモドキという貝は3億年前から姿形は変えてない!

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

今現在も生きている化石をご存知ですか?

 

その名もアマガイモドキ

 

3億年前から姿形を変えずにヒッソリと海底洞窟で暮らしている貝です。

 

ウブカタ
それでは、生きている化石”アマガイモドキ”についてご案内します!

海底洞窟にいる生き物

海底洞窟とは?

沖縄以南に見られるサンゴ礁には、水面下にたくさんの洞窟や割れ目があります。

 

これを総称して、[海底洞窟]と呼んでいます。

海底洞窟にいる生き物は生存競争に負けた結果そこにいる

これら海底洞窟からは、古生代から中生代半ばにかけて栄えた硬骨(こうこつ)カイメンや腕足動物(わんそくどうぶつ)など”生きている化石”と呼ばれる生物がたくさん見つかっています。

 

これらの生物は生存競争に敗れた生き物たちです。

 

サンゴや二枚貝など現在の海で栄えている生物との生存競争に敗れ、太陽光が届かない栄養に乏しい環境である”海底洞窟でのみ生き残っている”と考えられます。

 

生きている化石”アマガイモドキ”

アマガイモドキという貝も生きている化石の1つです。

 

アマガイモドキ属の仲間は、現在の海では2種類しか見つかっていません。

 

さらに個体数もわずかで貴重な存在です。

 

ところが、古生代~中生代(1~3億年前)の浅い海に堆積(たいせき)した地層からは、化石のアマガイモドキ類がたくさん見つかり、種類の数も豊富です。

 

これらの化石は、砂岩や泥岩に埋まって発見されることが多かったです。

 

当時のアマガイモドキは浅い海の砂地や泥地で生きていたと推測されます。

 

ところが、白亜紀(はくあき)の中頃(約9000万年前)になると、種類も個体数も激減します。

 

この頃、肉食性の巻き貝などが現れて、浅い海での生存競争が激しくなったといわれています。

 

また、地球全体の気温も下がり、熱帯性であるアマガイモドキの仲間には棲みにくくなってしまったようです。

 

※水槽内でも夏などの水温が上がる時期に貝類は死亡します。覚えておいてね!

 

フランスで面白い発見が!!!

新生代中頃(約2500万年前)の地層から、現在の海底洞窟で見つかるものとそっくりな貝の群集が発見され、この中にアマガイモドキが入っていたのです!

 

少なくとも、この頃には洞窟で暮らしていたという証拠です。(2500万年前)

 

つまり、2500万年前から海底洞窟にいたということですね・・・

 

先輩にリスペクト!

 

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まとめ

アマガイモドキは何らかの理由で海底洞窟に引っ込みました。

3億年前から姿形を変えずに生きている、まさに”生きている化石”そのものです!

 

ウブカタ
中々、会えない貝なので希少価値は極めて高い貝です!

 

 

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