記事公開日:2018.11.30最終更新日:2020.9.4

珊瑚礁魚類研究の先駆者・青柳兵司

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

珊瑚礁魚類研究の先駆者・青柳兵司(あおやぎひょうじ)さんをご存知ですか?

 

彼は、『Coral fishes(珊瑚礁魚類)』という名著を戦前に作りました。

 

1943年です。戦前ですよ?

 

それでいてこのクオリティ・・・

 

絶対に見るべき名著です!

 

ウブカタ
そんな青柳兵司さんについてご案内します。

珊瑚礁魚類研究の先駆者・青柳兵司

青柳兵司(あおやぎひょうじ)とは?

日本初のサンゴ礁魚類研究科です。

『Coral fishes(珊瑚礁魚類)』の著者。

 

『Coral fishes(珊瑚礁魚類)』で描かれた圧倒的なクオリティ

東京文理科大で魚類学専攻に進んだ青柳氏は、戦時中に琉球生物学調査隊の一員として沖縄の調査に参加します。

 

そこでの成果をもとに珊瑚礁魚類に関わる論文を発表し、素晴らしい業績を上げます。

 

そして驚くことに、30歳という若さで日本のサンゴ礁魚類研究の第一人者に上りつめたのです。

 

すげぇ。

 

さらに青柳氏は学会における自身の評価を決定的にするため、戦時中にもかかわらず英文の『Coral fishes(珊瑚礁魚類)』の執筆に取り組みました。

 

しかし人生は時に残酷な現実が目の前にやってきます。

 

それが、戦争に行くことです。

 

未完成のまま戦地に行くことになったんです。

 

非常に悔しかったでしょうね。

 

しかし周囲の計らいもあって晴れて『Coral fishes(珊瑚礁魚類)が出版されます。

 

その時、昭和18年(1943年)のことでした。

 

その出来栄えは実に素晴らしいクオリティでした。

 

悲運の魚類学者・青柳兵司

本に掲載された熱帯性魚類の図版は、多くの人の心を惹きつけました。

 

その図版を書いたのは、青柳家に出入りしていた日本画家・白尾三男でした。

 

白尾氏は魚のウロコの1枚1枚にノギスを当て、全体の割合を出してから描くという、非常に手間と時間のかかる方法で青柳氏の科学的探究心に応えます。

 

その出来栄えは芸術そのものでした。

 

青柳氏の図鑑で描かれる科学的価値の高さは、白尾氏の図版による要素も大きかったのです。

 

本来なら、この本で一躍名声を得るはずでした。

 

しかし!

 

やはり時代は青柳氏に味方をしませんでした。(この理由は不明です)

 

結局、戦前の研究成果はこの1冊しか残りませんでした。

 

さらに様々な問題が彼の周囲に起こり、やがて彼は学会を去っていきます。(この理由は不明です)

 

謎に包まれた魚類学者・青柳氏は時の人という言葉にピッタリです。

 

あ~もっと知りたい!

まとめ

魚類学者・青柳兵司氏は珊瑚礁魚類の先駆者である!

そして時代に翻弄された天才でもあった!

 

ウブカタ
青柳兵司さんの人間性がわかる文献でもあれば是非見たいが見つからない・・・。しかし、尊敬せずにはいられません。偉人に感謝。

 

 

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