
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
レンタル水槽に自分で購入した魚を水槽に入れてもいいの?
結論から先にいきます!
お控えください!まずはご相談ください!
お魚が好きな方は入れたくなりますよね。痛いほどわかります。
でも・・・お控えいただきたく思っております。
レンタル水槽に自分で購入した魚を水槽に入れてほしくない理由
① 相性の問題
海水魚水槽がうまくいくか、いかないかは、混泳(こんえい)できるか、できないかに大きく関与してます。
海水魚の混泳の基本セオリーは水槽1つにつき同種1匹厳守です。
例えば、ナンヨウハギ(ドリー)なら1匹まで。
同じニザダイ科を入れると高確率で喧嘩します。(ナンヨウハギはニザダイ科)
水槽のプロは魚の属性の相性を緻密に考えて生体を追加しています。
つまり、お客様水槽の状況を判断して『この魚なら次回入れても大丈夫だろう。』という細かい仕事をしています。
確かに相性はわかりません。
意外な組み合わせ同士が喧嘩をすることは珍しくありません。
しかし、水槽全体のパワーバランスを考慮して生体追加をしています。
なので、ご相談いただければ水槽の中のこの種類はマズイ!という魚がいれば水槽から避難させる作業もします。
本音ではマリブにお任せいただきたいとは思っております。
② 病原菌の問題
魚は多くの雑菌・病原菌を持っていることがあります。
あなたがショップにせよ、通販にせよ、採集にせよ、病原菌・雑菌からは逃れられません。
そこで必要なのがトリートメントという作業です。
トリートメントとは、魚の状態を万全にして健康体にすることです。
マリブはお客様の水槽に入れるまでに慎重に魚のトリートメントケアを毎日しています。
そこにトリートメントをしていない魚を入れると水槽内に病原菌を持ち込み崩壊してしまう可能性があります。
つまり、魚の免疫力が低下してさまざまな病気に掛かりやすくなってしまうのです。
こういう細かいところが淡水魚との違いでもあります。
だからトリートメントをしていない魚の追加は控えていただきたいのです。
③ 餌付けができてない問題
これも問題です。
海水魚の餌付けを甘くみてはいけません。
本当に根気のいる作業です。
餌付けができていないと、そのまま餓死になるという最悪の結末が待ってます。
慣れれば食べるだろう。とお思いだと思います。
確かに環境に慣れれば食べます。
しかし、魚がエサをエサと認識するには時間がかかるんです。
マリブでは餌付けを当然してますが、それはただ食べさせるという目的ではなくエサ自体の存在を認知してもらう役割でもあるんです。
だからお客様水槽と事務所水槽のエサは統一しています。
それでもお客様水槽で食べない・・・なんてこともあるのが海水魚です。
それをいきなり入れてパクリと食べる確率は博打に近いんです。
大切な生き物をそんな扱いはしてはいけません。
まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
あまりこういうケースはありませんが、ご相談いただいたので解説させていただきました。
確かに気に入った魚を入れたいですもんね。。
痛いほど気持ちはわかります。
そんな時はまずはご相談ください。
より良いご提案をさせていただきます。
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