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日本の海図に載っていた実在しない幻の島・中ノ鳥島
日本の海図に載っていた実在しない幻の島
ある人物の嘘で海図に載った幻の島
第二次世界大戦が終わるまでの約50年あまり、海図に中ノ鳥島(なかのとりしま)という小さな島が記載されていました。
しかし、中ノ鳥島は1946年11月22日に運輸省水路部(現・海上保安庁)によって海図から削除されてしまいます。
なぜ存在する島の名前を海図から削除しなければならなかったのでしょうか?
実は・・中ノ島鳥は、存在しない島だったのです!
中ノ島鳥が日本に属する島と認められたのは、1908年7月23日のことです。
内閣は閣議決定によって東京府編入を決定し、海図にも中ノ島鳥が記載されることになりました。
政府がこの島を日本の領土と認めたきっかけは、東京市に住む山田貞三郎という人物が、前年の1907年8月に「発見届」を東京府小笠原島庁に島の地図を添えて届け出たことがきっかけでした。
山田氏が記した書面には、この島にリン鉱石が大量に埋蔵し、アホウドリも数百万羽棲息しているので、リン鉱石の採掘とアホウドリの羽毛採取を行いたいということでした。
これに対し、その時の政府がそのような申し出がある以上、当然、島が実在すると判断し日本領として編入したというわけです。
ところが!!!
運輸省水路部(現・海上保安庁)が1927年と1933年の2度にわたり測量船を派遣して調査しようとしたところ、海域に島影を見つけられませんでした。
しかも、この海域は水深の深い場所で、島どころか浅瀬が存在した痕跡すらなかったのです。
つまり、この人物の嘘だったのです!!!
そうして政府は、山田氏の発見届の内容が全くの作り話で、島の存在は嘘だったことに気付き海図から削除したということです。
何故、政府は嘘と気付かなかったのか?
政府が嘘の届け出を信用したのは、以前から中ノ島鳥周辺の海域で島を見たという報告が何件かあったことも一因です。
そこにきて発見届を持ってこられたので完全に信用してしまったのです。
山田氏が何故、嘘をついたかは未だに不明のままです・・・
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まとめ
山田貞三郎という男の嘘を政府が信用して海図に載った幻の島・中ノ鳥島!
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