
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
海の中に人工的に土地を作り、その上に作った都市を海上都市といいます!
なんとなく聞いたことあると思います。
また海に浮かぶ島を住居空間として人工的に変えてしまった場合も海上都市と呼んでいます!
目次
海上都市の歴史
1万年前にはすでに海上都市はあった!
人間が水の上を住空間や都市空間として利用してきた歴史は古いです。
ギリシャの歴史家ヘロドトスは、『パンガイオンオン山の麓(ふもと)にあるプラシアス湖に、背の高い木の杭(くい)に固定された床が湖上(こじょう)に建っており、その床の上に住居を設けている。』
と、書き残しています。
このような1万年前に築かれた湖上住居跡はヨーロッパ各地で発見されています。
東南アジアは船を住居とする民族が多い
東南アジアでは船を住居とする民族が多数います。
それらの民族にはある共通する伝説があります。
それは、『昔々、シナ(古代中国の呼び名)の王女が戦乱を逃れて海辺に来たとき、犬の助けによって子孫を繁栄させた』と言うものであります。
マレーシアのオーランラウト・香港の蛋民(たんみん)・日本の瀬戸内海の家船(えぶね)に住む漁労民族(ぎょろうみんぞく)などに共通したものです。
香港のアバディーンという港には、漁船を住居とする水上生活者がたくさん住んでいます。
もちろん、水上ホテル・結婚式場・レストラン・水上タクシーがあり、水売りの船やガスボンベを売る船・雑貨屋やコンビニエンスストアまで船なのです。
メキシコでは14世紀の中頃
メキシコのアステカ族は14世紀の中頃、テズコスという湖に巨大なイカダ都市を築いたと言われ、現在のメキシコシティへと発展しました。
全盛期には30万人がこの湖上都市に住み、浮かんだ藻の上で野菜やとうもろこしを栽培していました。
やっぱり有名なのはイタリアのヴェネツィア
本格的な海上都市としては、イタリアのベネツィアが有名です。
ベネツィアはアルプスを源とする川がアドリア海に注いで造ったラグーンに浮かぶ非常に小さな島ですが、島全体が自然の限界まで人工的で、石造りの街並みが海からそびえ立っています。
この街が海上都市となった理由は、歴史にあります。
6世紀、侵入者に襲われ、住人ラグーンの中の小さな島々に移り住むことを余儀なくされたのです。
最盛期は15~16世紀で、世界の人々が驚愕する国際経済の中心としての海上都市に発展したのでした。
古代の海上都市が成立する5つの理由
ベネツィアのような古代の海上都市の成立にはいくつかの理由が考えられます。
②海にはおいしい食料資源としての魚介類があり、豊富な食料をいつでも捕獲することができる
③外敵に襲われたとき、船で遠くへ逃げることができる
④他の地域と交易を行う際に大量の物資を船で素早く運ぶことができる
⑤海の水によって、夏は涼しく冬は暖かいという快適性がある
日本での初めての海上都市は神戸ポートアイランドが代表
photo by Lmadcap
日本で初めての都市機能をもつ人工島として1981年に街開きした神戸ポートアイランドが代表1つです。
神戸ポートアイランドは、背後に平地がない神戸の都市機能の強化、国際物流拠点としての機能の強化、居住空間の提供を目的に建設されました。
神戸ではその後、六甲アイランドも造られました。
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まとめ
海上都市は古くからある!
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