
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
カニ缶の中になんで薄い紙が入ってるの?
【結論】煮熟(しゃじゅく)したカニの肉は、アルカリ性になり、、硫化水素を出して、缶の鉄分と結合して硫化鉄を生成してしまうから!
カニ缶の中身の多くは、北洋産カニ類、タラバガニがほとんどです。
ちなみにタラバガニはカニではなくヤドカリで~す!
詳しくは、タラバガニはカニじゃなくてヤドカリ!をどうぞ!
カニ缶の中に紙が入ってる理由
photo by Steve Fishman
薄い紙を使用する理由は、カニがアルカリ性になり硫化鉄になってしまうから!
煮塾(しゃじゅく)したカニ肉はアルカリ性にある性質があります。
アルカリ性になり時間が経つと、硫化水素を出して、缶の鉄分と結合して硫化鉄を生成してしまいます。
この硫化鉄が異変現象を起こし、品質を落としてしまうのです。
そのため、カニ肉と缶が接触しないようにするため、カニ肉を薄い紙で包むのです。
カニ缶製法の工程
※カニ缶の原料はタラバガニの脚だけが用いられます。
①生きているカニの脚を切断しすぐに煮熟(しゃじゅく)する。
②そして割って肉だけを取り出して缶に詰める。
③蓋を閉めてから加熱殺菌して仕上げる。
④カニの缶を缶にじか詰めしないで、薄い紙で包んでから缶に納める。
薄い紙は、「硫酸紙(パーチメントペーパー)
薄い紙は、水や熱に強く、衛生上安全な硫酸紙(パーチメントペーパー)が使用されています。
薄い紙は、カニ肉の異変現象を防止する目的で食べるものではありません。
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まとめ
煮熟(しゃじゅく)したカニの肉は、アルカリ性になり、、硫化水素を出して、缶の鉄分と結合して硫化鉄を生成してしまうから!
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