【わかりやすい】青潮の原因を解説！

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

青潮という現象をご存知ですか？

 

赤潮に比べると知名度は低いのですが、恐ろしさは赤潮と同等です・・・

 

青潮情報

 

青潮とは何か？

青潮とは簡単に言うと、プランクトンが大量死して酸素がほぼない現象のことです。

 

このプランクトンの死骸は底に沈みます。

 

それが、風によりヘドロ状になったプランクトンの死骸が海面に上がり、周辺の生態系に危害を与えます。

 

青潮は、東京湾で多く発生します。

 

プランクトンの死骸が底に沈み分解されると、硫化水素が発生します。

 

これが台風や強い風で海面に上がると、海が青白くなってしまいます。

 

青潮は非常に深刻で硫化水素には強い毒があり、海水中に酸素が無くなってしまいます。

 

すると、その海の中にいた魚や貝が大量に死んでしまうのです。

青潮の原因

赤潮同様に人間が汚した水が、海に流れることが原因です。

 

●生活排水

●工場排水

 

青潮も赤潮も綺麗な海ではほぼ発生することはありません。

 

赤潮・青潮が発生する海域にはそれだけ海水の富栄養化が進んでいるということです。

 

その原因として、僕たの生活排水の影響が非常に大きいと言われています。

 

そもそものプランクトンの大量発生の原因

やはり、僕たちが汚した水です。

 

その排水の中には、リンや窒素が含まれてます。

 

これらの影響で海水の栄養分が増えすぎて、プランクトンは大量に発生します。

 

実は青くない

青潮は実は青くありません。

 

よく見ると、わかるのですが青白い状態です。

 

※画像の検索お願いします。

 

プランクトンは、ほとんどの場合底に沈んで堆積し、バクテリアによって分解されます。

 

この時に周りの酸素が消費され、底の海水中の酸素が減少します。

 

この酸素の少ない底の海水が湧き上がって海の色が青白く見えるのです。

 

何度も言いますが、魚や貝は酸素が足りないと生きることはできません。

 

赤潮と青潮の違い

赤潮・・プランクトンの大量発生

青潮・・プランクトンの大量死

 

どちらも水の腐敗で、深刻さは変わりません。

 

生体に与える被害

海水中に酸素がなければ、生物は生きられません。

 

海水水槽飼育で僕が何度も【酸素は大事！】と叫んでるのもこの為です。

 

当然、魚・貝類は死んでしまいます。

 

実際の被害

2014年夏に青潮が約1週間続き、千葉県内の市川市などの沖合にある三番瀬で計3880トンのアサリが死滅したことがありました。

 

漁師さんからしたらものすごい痛手ですよね・・

 

どこで起きる？

千葉県界隈の東京湾で頻発しています。

 

いつ起こる？

強い北風が吹く、夏から秋にかけて多く発生します。

青潮になるまでの流れ

 

青潮対策

例えば、直接海に繋がらなくても意識をまずは変えてみませんか。

 

●ポイ捨てはしない

●ゴミの分別は守る

●電車内などでゴミが落ちてたら拾ってゴミ箱へ

 

今日からできる事ですよね。

 

僕も意識して生活はしています。

 

みんなで協力して自然環境を守りましょう。

 

ニュースでは、捕獲量の心配ばかりです。

 

もちろん、それも我々人間にとって食は大事なことです。

 

しかし、あの海の中には食用じゃない生き物はいっぱいいますよね？

 

あなたが水槽が好きならば、目を向けていただきたいです。

 

そこも含めてアクアリストだと僕は思います。

 

一緒に考えていきましょう！

 

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まとめ

青潮が発生すれば海洋生物にダメージを与え死んでしまう。

みんなの意識が大事です。

美しい綺麗な海では、赤潮・青潮は発生しません。