こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
海水魚の体色は住処によって判別できるんです!
衝撃の事実!!!
早速、海の世界へご案内します!
海水魚の体色は住処によって判別できる!
判別できる理由
魚の体色は、住処によって各・特有の色があります。
絶えず生存競争の激しい海の世界で自分の身を守る手段となっています
※動物の世界ではこれを保護色といいます。
海水魚が選んだ生活の場である住処はこのように分けることができます。
●岩礁地帯に住む根魚
●海底にすむ底魚
●深海にすむ深海魚
どの魚でも共通しているのは住処への太陽光線の質と量です。
つまり明るさとは切っても切れない関係があるのです。
わかりやすく言うと、光の量が魚の体色に影響を与えるということです。
海水魚の住処別の体色
海面を遊泳する回遊魚
海面を遊泳する回遊魚は、大小の魚による差は少なく、背部の色と腹部の色との違いがあります。
言い換えればツートンカラーの体色をしています。
背部は2系統に分けられます。
①背部が青色っぽい色で水面の色と同系色
例)マグロ類・サメ類・サバ・サンマ・イワシ等)
②背部が黄緑色(きみどりいろ)
例)ブリ類・シイラ等
腹部の色は共通して白色か白銀色(しろがねいろ)をしています。
なぜツートンカラーかといえば、水中で下から見上げた時に逆光で見えづらくなります。
海面上からでは、からでは海と同系色なので存在をくらます役割を果たす色となるからです。
岩礁にいる根魚・海底にいる底魚
根魚・底魚の体色は、魚類の中で最も変化に富んだ存在です。
その住処は岩礁がメインで多くの海藻が繁茂(はんも)して、海洋では最も複雑な色合いの環境であります。
したがって色彩は褐色・茶色褐色(ちゃかっしょく)でさらに複雑な斑紋(はんもん)を添えています。
保護色の典型的な例です。
深海の深海魚
さらに深さが増すとまさに暗闇の海洋となります。(水深200m~深海です)
中層から深くなるに従い、赤みを帯び始めます。
深海にいくほど紅色が増え、太陽光の届かない深さになると、マダイ・チダイ・キダイのようなタイ類で桃赤色、さらに深くなると、朱紅色に変わっていきます。
さらに深さが増すと、体色は黒灰色に変わります。
クロムツ・メダイ・スミヤキなどの黒軍団が増えてきます。
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まとめ
体色と住処の間には保護色的な関係があり、身を守る手段としての環境への適応です。
科学的に見ると魚の体色、色素胞(しきそほう)という細胞に含まれる色素と、光を受ける細胞によって決定されます。
色素胞には黒色・黄色・赤色の3つがあって黒色素胞は黒色をし、黄色・赤色などの色素は赤色素を含んでそれぞれの色彩をします。
そして色素胞の中にある色素の粒が、細胞の中で集まった散ったりすることによって外観的にはいろいろな色になるのです。
難しいから色素胞(しきそほう)で決まるで覚えてOK!
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