
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
墨を吐く海水魚がいるんです!
えっ!イカとタコだけじゃないの???
そうなんです。それが海水魚の神秘性です。
墨を吐く海水魚・アカナマダ
アカナマダってどんな魚?
アカナマダは、アカマンボウ目アカナマダ科に属しています。
マンボウと名が付いていますが、フグ目のマンボウ(皆さんが想像するマンボウ)とは全く関係がありません。
アカマンボウ目は、記載されている種類が20種前後の非常に狭い世帯ですが、この中にはリュウグウノツカイも属しています。
リュウグウノツカイの記事は、その昔・・人魚のモデルと思われていた魚がいた!をどうぞ。
そうです。アカナマダはリュウグウノツカイのようなミステリアスで不思議な深海魚の仲間なんです。
アカナマダ科は、さらに魚種が少なくてアカナマダとテングノタチの2種のみで構成されています。
どちらも1属1種です。
アカナマダはまだ解明されていないことがほとんどです。
なぜ墨を持っているかは解明されていない
アカナマダの特徴の1つとして浮袋の下に墨汁嚢(ぼくじゅのう)があり、肛門から墨汁のような液体を出す不思議な生態を持っています。
しかも浮袋が特殊に発達しており、この部分の収縮によって勢いよく噴出できるようです。
この墨汁の役割については、はっきりとわかっていません。
採集されたアカナマダのエサとなった胃の中身にこの墨が付いていないことから、獲物を捕獲するために使うのではないかと推測されています。
実際に観測されてはいないようですが、外敵に襲われたときの目くらましとして使われているのではないかと考えられています。
★ちなみにイカ・タコの墨の記事★
まとめ
アカナマダは確かに”墨”はある!
しかし、その使い方や用途はまだ解明されていない!
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