記事公開日:2019.9.22最終更新日:2022.12.11

【比重計は超大切】海水魚の比重の教科書!

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

海水魚の比重ってどれくらいにすればいいの?

 

【結論】

海水魚:1.018~1.023

サンゴ(イソギンチャク):1.023~1.025

 

皆さんが気になる比重の話です。神奈川の海水水槽専門のメンテナンス会社マリブが比重についてご案内します!どうぞ!

海水魚の比重基本情報

比重とはなにか?

比重(ひじゅう)とは、ある物質の密度(単位体積当たり質量)と、基準となる標準物質の密度との比。

通常、固体及び液体については水、気体については、同温度、同圧力での空気を基準とする。

 

つまり、比重とは 「海水に溶け込んでいる成分量を指す」ということ。

 

塩分濃度とはなにか?

よく比重とごっちゃになってしまうのが、塩分濃度。

塩分濃度とは海水にどのくらい塩が溶け込んでいるかという値です。

 

天然海水の塩分濃度は、約30~35‰(パーミル)と言われています。

水槽飼育上、1ℓに対し30~35gの塩を溶かせば、自然と同じ塩分濃度になるという理屈です。

塩分濃度測定は大事ですが、比重を重視した測定のほうがわかりやすくおすすめです。

 

海水魚飼育の比重は1.018~1.023がベスト

マリブの長い経験上、結論はこうです。

海水魚飼育なら1.018~1.023の間ならOK

 

ハッキリ言ってこの範囲内なら全く問題ありません。

 

月に1度、事務所近くの江の島に水質測定に行ってます。

大体、1.022~1.023で一年中安定しています。

さすが海!このようなモデルを見ても問題ないことがわかると思います。

 

サンゴ水槽は要注意!1.023を下回るとポリプが開かなくなりがち

サンゴに関しては、1.023を下回ると調子を崩すことが多いです。

これは、自然の海では淡水域にサンゴは生息してませんから、純水に弱いからです。

 

サンゴ(イソギンチャク)飼育なら1.023~1.025で問題ありません。

海水魚だと感覚でできる部分もありますが、サンゴやイソギンチャクなどの無脊椎動物はしっかり計測しないと痛い目をみます。

比重計は『屈折比重計』で計測しなければダメ

安価なプラスチック比重計はこわい

安価な比重計は狂ってることがあります。

真剣に海水魚飼育をするなら使うべきではないです。

 

屈折比重計で計測すれば安心飼育できる!

塩分濃度屈折計は超正確です。

これ1台で海水魚飼育がうまくいかなかったときに助けられました。

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まとめ

海水魚:1.018~1.023

サンゴ(イソギンチャク):1.023~1.025

 

真似していただいてOKです!もちろんマリブのメンテナンス先と同じです。

 

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