記事公開日:2018.11.17最終更新日:2024.5.10

【歴史】海の埋め立てはいつから始まったの?

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

東京ディズニーランドや羽田空港やUSJがある場所がかつては海であったことをご存知ですか?

 

昔は大阪や東京の都心のすぐ近くに砂浜や磯浜などが広がり、人々が海に出て潮干狩りや海藻取りを採取していました。

 

また海水浴や海の景色を眺めて楽しむなど海と共に生きる暮らしを営んでいました。

 

しかし・・・人工の増加に伴い、各地で埋立進められました。一緒に過去を振り返りながら見ていきましょう。

 

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埋立の歴史

大阪湾

大阪は、古代から港とともに発展してきました。

 

江戸時代には舟運(しゅううん)により商都(しょうと)として発展して人口が増加しましたが、その食料を補うための賄うための農地が必要となり、干拓(かんたく)によって農地の面積を増やしてきました。

江戸時代だけで3600haの海が陸地化されました。

 

これは阪神甲子園球場が4haなので900個分に相当します。

※干拓とは、湖や沼などの周囲に堤防を築いて、一定の水面を囲ってからその中の水を堤防の外へ排水し、湖底を干上がらせて新たに土地を造成すること。

 

干拓は流入土砂により水深が浅くなった沿岸海域を仕切って中の海水を汲み出して土地を作る方法です。

 

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明治時代になると農地から工場を造る用地へ変化した

明治時代になると、埋立地は農地から工場を作る用地へと変化し、そこで造られた製品が世界へと輸出され、大阪湾沿岸域では工業都市・商業都市として発展しました。

第二次世界大戦が終わってからも新しい工場用地や新しい街を造るために、大阪湾は次々に埋め立てられました。

 

現在の埋立はかなり沖合で囲いを造り、そこへ土砂や廃棄物を投入して陸地を造成しています。

埋立地の先には浅い海はありません。

 

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東京湾では?

同様に東京湾においても、江戸時代に農地の確保を目的として埋立が行われはじめました。

 

さらに、港湾(こうわん)・工場用地・住宅用地・商業用地などの確保を目的に次々に埋立てられ、埋立総計は2万6122haに達します。

埋立は、生活・産業基盤の整備と豊かな生活の獲得につながりました。

 

しかし、埋立は水深が浅い海域が対象となります。

そこは本来、魚や海藻が育つ海なのです。

 

今一度、ゆっくり考えてみる必要があります。

 

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まとめ

埋立は確かに人々の豊かさをつくりました。

しかし、埋立場所は水深が浅い海です。

 

そこ本来は魚などの生き物が暮らしていた海です。

海水水槽が好きな人は水槽を眺めながら環境のことを考えてみる必要があると思います。

 

 

 

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