
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
魚の浮き袋の役割!
魚の体内には浮き袋があります。
目次
魚の浮き袋の役割
浮き袋とは?
硬骨魚類特有の機能で気体の詰まった袋状の器官です。
気体を出し入れして、浮力調節をしています。
浮き袋の最大の役割は【浮力調整ができること】
浮力が0に近ければ、浮き沈みするのにほんのわずかな力で済みますし、水中での運動エネルギーも消費しなくて済みます。
そこで、多くの魚は浮き袋という器官を持ちます。
浮き袋の中の気体の量を変えることによって、浮力を調節しています。
この浮き袋があるからこそ、浮力調節でき自由に泳いだり、上下に動く事ができるのです。
浮き袋の中の気体って何?
酸素・二酸化炭素・窒素などの混合ガスです。(魚の種類や状態によって多少割合は変わりますが、どの魚も同じです)
浮き袋は2パターンある
①口から空気を出し入れして浮力調節するタイプ・・サケ・コイ・キンギョなど
②血液中の気体を出し入れして浮力調節するタイプ・・ほとんどの魚がコチラ
血液中の気体を出し入れする仕組み
気道を持たず、浮き袋が消化管か独立している魚では、浮き袋の調節は血液中の気体を出し入れして行われます。
このタイプの魚の浮き袋には、赤線(せきせん)と卵状体(らんじょうたい)よ呼ばれる毛細血管に集中している組織があります。
赤線は浮き袋の腹面(ふくめん)にあって、動脈血の中から気体を取り入れてます。
一方、卵状体は浮き袋の背面にあり、浮き袋の中の気体を動脈血の中に溶かしこむ働きをします。
浮力調節以外の役割
音を出すための器官
魚が音を発する場合の多くは、【浮き袋の振動】によるものです。
浮き袋にくっついてる筋肉が収縮することによって、浮き袋の壁に衝撃を与えて音を出す仕組みです。
鳴く魚の生態が納得できすぎる!に詳しく書いてます!
音を感じるための器官
魚も音を感じます。内耳という機能があります!
うっそん!海水魚は僕たちの声が聞こえてる!理由を徹底解明!に詳しく書いてますのでどうぞ!
浮き袋を持たない魚たち
サメやエイなどの軟骨魚類には浮き袋がない!
浮き袋を持っているのは硬骨魚類のみに限定されている器官です。
軟骨魚類は、肝臓に特別な油を溜めるなどをして、浮力を調節しています。
(※ウナギなどの円口類も同様に浮き袋がありません。)
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まとめ
①浮力調節
②音を出すため
③音を感じるため
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