記事公開日:2021.12.1最終更新日:2021.12.1

【プロの手法】海水魚の淡水浴の方法!

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

海水魚の淡水浴のやり方がわからない!

 

淡水浴の正しいやり方をプロが教えます!

 

ウブカタ
淡水浴は極めて重要な導入前の作業です。よくお読みください。余すことなく書きました。

 

淡水浴基本情報

淡水浴とは?

淡水浴とは、海水魚をあえて淡水に入れて浸透圧の影響で体に付いている寄生虫・雑菌を取り除く行為のことです。

 

淡水浴はなぜ必要?

簡単に言うと、海水魚の体の健康をアップデートできるからです。

 

白点・ウ-ディニウム・トリコディナ・リムフォシスティス・ハダムシ・雑菌などの駆除が期待できるからです。

 

1番はハダムシ・雑菌が効果的です。

 

ハダムシ・雑菌などはほぼ付いていると考えていいのでそれを取り払うことができます。

 

※白点は効果はないと思いますが、淡水浴をしない理由にはなりませんのでしときましょう。

 

淡水浴のメリット

・海水魚に付いている寄生虫などを取り払うことができる
・水槽に寄生虫などを持ちこまなくなる
・調子が上がることがある

 

淡水浴のデメリット

・失敗すると調子が悪くなる(主に餌付かなくなり、そのまま免疫が下がり病気になり死んでしまう)

 

※雑にやらないことが予防です。下記で詳しくご案内します。

海水魚の淡水浴の手順

淡水浴に必要なモノ

・バケツ
・カルキ抜き
・ヒーター
・エアーポンプ
・PH調整材
・PHモニター
・海水魚をすくうプラケース

 

淡水浴の手順

 

①カルキ抜きした水道水をバケツの3分1入れる

②水温とPHを合わせてエアレーションしておく

③海水魚を優しく入れる

④そのまま各・魚に合わせた時間放置する

⑤時間が経過したら、海水を半分足す

⑥15分放置

⑦海水を半分足す

⑧15分放置

⑨本水槽へ魚を入れる。

⑩終了

 

ウブカタ
長く感じますが、やっていることはシンプルです。完全マリブ流です。

 

淡水浴の注意点

やりすぎ注意

淡水浴の長すぎは禁物です。

 

海水をやってる人は完全主義の方が多いですが、ほどほどにしましょう。

 

少ない時間でも浸透圧の影響で寄生虫は死滅します。

 

※下記の淡水浴の目安の時間を参考にしてもらえれば問題ありません。

 

海水~淡水はダメージは少ないが、淡水~海水はダメージ大!しっかり海水に慣らすこと

淡水は酸性で海水はアルカリ性です。

 

海水はアルカリ性ですので徐々にPH値を慣らさせるのです。

 

ここで覚えておいてほしいことは、いきなり海水へは絶対に入れてはいけないこと。

 

即死又は体調不良になること確定です。

 

これをいわゆるPHショックといいます。(調整していても)

 

海水から淡水は生き物の許容範囲は広いですが、その逆の淡水から海水にいきなりドボンはNG。

 

十分、お気を付けください。

淡水浴の目安の時間

・小型魚1分~1分半
・中型魚3分~4分
・大型魚6分~10分

 

ウブカタ
私の経験則です。一定期間メンテできないメンテナンス水槽を元に算出しているのでかなり参考になると思います。この時、透明のバケツを使用するとどれだけハダムシが取れたか確認できます。

 

必ず淡水浴するべき海水魚一覧

・ヤッコ
・チョウチョウウオ
・二ザダイ

 

※彼らは高確率でハダムシが寄生しています。バッチリやっておきましょう。

短時間にするべき海水魚一覧

 

・ハナゴイ
・ベラ
・スズメダイ
・ニセスズメ
・ハゼ
・ブレニー
・テンジクダイ

 

※彼らは1分前後で十分です。ハナゴイとベラとテンジクダイは淡水に弱いです。

淡水浴のよくあるショッキングな映像が目の前に出てくるけどご安心ください

淡水浴中に横たわる←死んでないから安心してください

淡水浴中に鑑賞魚飼育者が一番見たくない「魚が横たわる」映像を目の前で見ることになると思います。

 

見た目的にかわいそうですが、適切な時間なら問題ありません。

 

それでも不安なら魚に触れずに円を巻くように水をグルグルしてみてください。

 

すると魚は立ちあがります。

 

特にグルグルする必要はありませんが、不安でしたら終了間際にしてみましょう。

 

どうでしょう?生きてるでしょう?

淡水浴についての考え方

本来、海水魚が真水(淡水)の環境で泳ぐことはありません。

 

稀に汽水域に侵入することはありますけど、稀中の稀です。

 

つまり、淡水浴というのは海水魚からしてみたら初めての体験なわけです。

 

生態反応としてその後、すぐに餌付くことは絶対にありません。

 

それでも水槽という小さな環境に導入する際に淡水浴は必要です。

 

環境に落ち着きさえすれば餌も食べるし、泳ぐし、縄張りも作ります。

 

淡水浴というのは本来経験することのない人生の体験になるわけですから慎重にするべきです。

 

それが広い海からきてくれた海水魚への愛です。

まとめ

淡水浴とは、海水魚をあえて淡水に入れて浸透圧の影響で体に付いている寄生虫・雑菌を取り除く行為のことです。

淡水浴をすることによって海水魚に付いている寄生虫・雑菌を取り除くことができるメリットがあります。

 

ウブカタ
淡水浴は生体自身のためにもなります。丁寧に焦らずやりましょう。

 

 

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