こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
水槽の水換えの頻度はどのくらいですればいいの?
こんな疑問はありませんか?
【結論】
2週間に1度でOK
上記の通り、2週間に1度でOKです。
理由はこの記事で解説しますが、水が汚れて硝酸塩濃度が増えるタイミングが2週間目に増えるからです(私の経験)
また、2週間に1度と決めてしまうルーティンをつくると心理的負担も軽減します。
それでは、水槽の水換えの頻度についてご案内していきます!
★頻度関連記事★
【プロが教える】海水魚の餌やり頻度・量・回数は1日どれくらい?を完全解説!
★水換え関連記事★
★水換えおすすめ商品★
【楽々時短】水槽の電動水換えポンプおすすめ3選!便利な使い方など完全解説!
【プロ厳選】水槽水中ポンプおすすめ5選!選び方や使い方も解説!
【100均と比較】水槽水換えポンプ!ダイソーとアクアメーカー完全比較!
【超便利】アクアリウムでおすすめバケツ5選!水換え・足し水・水合わせなど完全網羅!
目次
水換え 基本情報
水換えとは?
不要な物質を取り除き新しいミネラル豊富な水を入れることを水換えといいます。
不要な物質とは主に硝酸塩(しょうさんえん)です。
この硝酸塩を取り除く作業こそ水換えの目的です。
難しく考えなくて大丈夫です。
硝酸塩を水槽から取り除くことが水換えの意味と覚えましょう。
★水換え関連記事★
【楽々時短】水槽の電動水換えポンプおすすめ3選!便利な使い方など完全解説!
【プロ厳選】水槽水中ポンプおすすめ5選!選び方や使い方も解説!
【超便利】アクアリウムでおすすめバケツ5選!水換え・足し水・水合わせなど完全網羅!
硝酸塩を理解しよう
硝酸塩とは?
魚が排出するフンや、エサの残り等から発生したタンパク質がバクテリアの働きにより分解されたものが硝酸塩(NO3)です。
アンモニア→亜硝酸→硝酸塩と分解され言わば硝化細菌の最終産物です。
ここまでくれば魚は飼える環境は整ってます。
海水魚にとってほぼ無害と言えるでしょう。
しかし蓄積すれば当たり前ですが、死にます。
無害というのはアンモニア・亜硝酸に比べると無害という事です。
硝酸塩は蓄積する一方です。
じゃあ硝酸塩を取り除こう!となりますよね。
その取り除く方法が皆さんご存知の『水換え』です。
水換えの目的は、『不要な物質を取り除き、新しいビタミン豊富な水を入れる』ことだと思っています。
ただ水換えしなきゃな~と思ってるのと上の事を理解されてるのとでは、天と地ほどの差になります。
是非、覚えてください。
この水換えのほかに硝酸塩除去剤を使用するということを解説しているのがこの記事の目的です。
★硝酸塩関連記事★
【硝酸塩激減】海水水槽の硝酸塩除去剤おすすめ3選!原因・対処法解説!海水魚・サンゴ飼育の悩みを解消!
【海水水槽】アンモニアを下げる方法!原因・対策・おすすめ除去剤など完全解説!
★水換え関連記事★
【便利すぎ】水槽水換えポンプおすすめ3選!←アナログ式でずっと人気!
【楽々時短】水槽の電動水換えポンプおすすめ3選!便利な使い方など完全解説!←楽に水換えができるようになる魔法のアイテム!
【超便利】アクアリウムでおすすめのバケツBEST5←水換えに必須です!
【プロ厳選】水槽水中ポンプおすすめ5選!選び方や使い方も解説!←すべて水換えポンプで使用できます!
【砂利・底砂掃除】水槽プロホースクリーナーおすすめBEST3←底砂掃除にどうぞ!
【プロ使用】水槽コケ掃除スクレーパーおすすめ10選!種類・選び方・注意点まで完全網羅!←コケ取りにどうぞ!
【各メーカー全掲載】おすすめ水質測定の試薬まとめ!アンモニア・PH等すべて!←水質測定ににどうぞ!
エ―ハイム専用ホース 全種類一覧!1m・3m・5m・10m←ホースにどうぞ!
【14メーカー・58商品】水槽おすすめのキスゴム一覧!使い方などお役立ち情報満載!←キスゴムにどうぞ!
硝酸塩ができるまでの流れ
上記の画像のようにろ過は進み最終段階で硝酸塩は検出されます。
※見づらいです、すみません。スマホの方はアップして見てくださいませ。
もっとザックリわかりやすくするとこうです。
①アンモニア
↓
②亜硝酸(あしょうさん)
↓
③硝酸塩(しょうさんえん)
この硝酸塩が溜まると生体の調子は崩れますし、水が劣化して劣悪な環境になるという認識でよろしいかと思います。
ろ過関連記事★
海水魚水槽のろ過フィルター全種類!目からウロコのマル秘解説付き!
【浄化・ろ過】カキ礁が与える自然への5つの貢献がスゴイ・・・!
硝酸塩を減らすべき理由
海水魚で言えば、50ppmくらいの濃度でしたらまだ大丈夫です。
サンゴに関しては一部のSPSを除けば20ppmくらいなら問題ないことが多いです。
ただ、硝酸塩は蓄積し続けるものです。
これを許容派範囲内に維持することが海水では難しいわけです。
餌やフンで水は汚れますし、毎分・毎時間水は汚れていきます。
またサンゴ以外に魚を多く入れたい・入れてるという方もどの時代でも多くいらっしゃいます。
そうすると、水は汚れますので硝酸塩値を低くキープすることは不可能です。
そのためにも、水換えや硝酸塩除去剤などを使用して減らし、生体にとって生きやすい環境を造ろうということが最大の目的です。
つまり、硝酸塩が低いと、生体が長生きする環境をつくれるというわけです。
如実に硝酸塩が高い場合は、新しい個体を導入した際に短命になる確率が極めて高いです。(海水魚もサンゴもイソギンチャクもです)
コチラの【初心者必見】水槽に新入り海水魚を追加するとすぐに死んでしまう理由と解決策!で詳しく書いてます。
上の記事でも書いてるように硝酸塩は低いほうがどの生体にとっても生きやすい環境なのです。
ちなみに海の硝酸塩値は極めて低いです。
試薬での計測は必須です。
試薬は、【各メーカー全掲載】おすすめ水質測定の試薬まとめ!アンモニア・PH等すべて!をどうぞご覧ください。
★硝酸塩関連記事★
【硝酸塩激減】海水水槽の硝酸塩除去剤おすすめ3選!原因・対処法解説!海水魚・サンゴ飼育の悩みを解消!
【海水水槽】アンモニアを下げる方法!原因・対策・おすすめ除去剤など完全解説!
水槽の水換えの頻度
【結論】2週間に1度でOK
海水魚水槽の水換えの頻度は2週間に1度でいいと思います。
つまり、月に2回。
これはなぜか?
1か月間、毎日水槽の水質を計測したことがありますか?
恐らく、100人中1人くらいの割合ではないかと思います。
私は硝酸塩の計測を1か月間、毎日計測したことが何度もあります。(ちなみにビックリするくらい面倒です・・・笑)
すると、不思議なもので2週間目くらいからグッと硝酸塩値が上がることが多かった経験があります。
また、現場でもメンテナンスをして次回のメンテナンスまで2週間空くことが多いです。
2週間後に計測するとわかりやすく硝酸塩値が上がっているのでいいタイミングだなと思います。
もちろん、餌の量・飼育引数・ろ過システム・濾過槽の汚れ具合により変動はします。
しかし、一般的な海水魚水槽では概ね2週間を超えた辺りから硝酸塩値がグッと上がる傾向があります。
★硝酸塩関連記事★
【硝酸塩激減】海水水槽の硝酸塩除去剤おすすめ3選!原因・対処法解説!海水魚・サンゴ飼育の悩みを解消!
【海水水槽】アンモニアを下げる方法!原因・対策・おすすめ除去剤など完全解説!
2週間に1度が定着している理由
ハッキリとした理由はわかりません。
私がメンテナンスの会社に入った時にはすでに月2回のメンテナンスというのが業界の常識ではありました。
なにかの発信で広まって定着したのではないでしょうか。
だからと言って2週間に1度が絶対ではありません。
貴方の考えが世のアクアリストのためになると思うなら発信活動をしていきましょう。
水換えする量が3分の1が定着している理由
これもあやふやです。
上の2週間に1度のメンテナンスというのと全く同じで業界のお約束みたいな空気はありました。
ただ!私は3分の1は微妙かなと思います。
私は基本的に半分の水換え量を推奨しています。
これも感覚なのですが、あきらかに水質が安定するのです。
もちろん、水槽の状況で3分の1にしているところもあるので絶対、半分の水換えをしたほうがいいとは言えません。
では、数字でイメージしてみましょう。
例)
例)60㎝×30㎝×36㎝規格水槽=水量64ℓ
※1か月に2回のメンテナンス回数
・3分の1水換え=21ℓ。月2回の水換えで42ℓ
・半分の水換え=32ℓ。月2回の水換えで64ℓ
つまり、半分の水換えを月2回すると総水量の水の入れ替えをしていることになります。
これが、水質の安定に繋がっていると私は思っています。
★頻度関連記事★
【プロが教える】海水魚の餌やり頻度・量・回数は1日どれくらい?を完全解説!
★水換え関連記事★
★水換えおすすめ商品★
【楽々時短】水槽の電動水換えポンプおすすめ3選!便利な使い方など完全解説!
【プロ厳選】水槽水中ポンプおすすめ5選!選び方や使い方も解説!
【100均と比較】水槽水換えポンプ!ダイソーとアクアメーカー完全比較!
【超便利】アクアリウムでおすすめバケツ5選!水換え・足し水・水合わせなど完全網羅!
※マリブでは水槽おすすめ商品を皆様にわかりやすくご案内しています!
★おすすめ商品★
おすすめ商品カテゴリー(クリックすると一覧が出てきます)
水槽掃除グッズ・水質測定試薬全種類・クーラー・ヒーター・サーモスタッド・外部式フィルター・LEDライト 水槽台・照明タイマー・フードタイマー・水槽用マット・エアーポンプ・エアチューブ・エアストーン・水流ポンプ・水中ポンプ・カルキ抜き・ウールマット・比重計・水温計・人工海水・ろ材・底砂・phモニター・殺菌灯・人工餌・冷凍餌・スポイト・ピンセット・網・バケツ・隔離ケースなどなどたくさんのアクアリウムのおすすめ商品を掲載しています!
まとめ
水槽の水換えの頻度についていかがでしたか?
改めて申し上げると、2週間に1度でOKです。
理由は、水が汚れて硝酸塩濃度が増えるタイミングが2週間目に増えるからです(私の経験)
また、2週間に1度と決めてしまうルーティンをつくると心理的負担も軽減します。
是非、ご参考にしてください。
水換えポンプは、【便利すぎ】水槽水換えポンプおすすめ3選!をどうぞご覧ください。
電動水換えポンプは、【楽々時短】水槽の電動水換えポンプおすすめ3選!便利な使い方など完全解説!をどうぞご覧ください。
新着情報
最新記事 by マリブ(海水水槽専門レンタル・メンテナンス) (全て見る)
- 水槽用品おすすめ88商品一覧!お悩み解決アイテムが丸わかり! - 2024-09-20
- 【写真手順解説】外部フィルター掃除のやり方全行程! - 2024-04-27
- 【海水水槽】 外部フィルター2台設置は不要な7つの理由!サブフィルターはいらない! - 2024-04-26