記事公開日:2018.4.19最終更新日:2020.8.31

魚の死後硬直の原理

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

なんで魚は死ぬと硬くなるの?

 

こんな疑問はありませんか?

 

ウブカタ
それでは硬くなる理由をどうぞ~!

魚が死んだ後に硬直する理由

硬くなる理由

魚も人間も大きく分けて動物は同じ流れです。

 

動物は死んで呼吸が止まると体全体の組織に酸素が供給されなくなります。

 

すると、自らがもつ酵素(こうそ)の働きにより組織の分解が進み、死後しばらくすると体が棒のように硬くなる死後硬直と呼ばれる現象は動物全般に広くみられます。

 

科学的な流れ

魚に限らず動物は筋肉中にATP(アデノシン三リン酸)という物質をもっています。

 

筋肉が動く流れは、ATP(アデノシン三リン酸)がADP(アデノシン二リン酸)へ分解される過程で生まれるエネルギーで動きます。

 

生きていれば、消費したATPはADPから再合成されますが、死んでしまえばそれができず、ATPはどんどんなくなっていきます。

 

こうして、ATPが減少すると、筋肉中のタンパク質が結合して筋肉が収縮して柔軟性を失い硬くなるのです。

 

難しい・・・酸素が供給されなくなるから硬くなるで覚えましょう!

 

魚によって死後硬直の時間が変わる

死後硬直はどんな魚でも必ず起こります。

 

しかし、死後硬直するまでの時間・魚種・大きさ・ATP量・ADPの分解スピードなどさまざまな条件によって変わります。

 

魚種 硬直開始時間 解硬開始時間
マイワシ 1分 10分
マサバ  2分 10分
ハマチ 2分 24分
マダイ(天然) 4分 56分
ヒラメ(天然) 3分 72分
マゴチ 7分 72分

 

ATPの量は体の大きさに比例している

一般に魚体が小さい程ATPは少ないため、硬直は早く始まります。

 

例えば、ハゼのような小型魚は死後数分で硬直が始まります。

 

しかし、マダラのような中型魚は硬直するまで2時間~8時間かかります。

 

そして、ATPの分解スピードはカツオやマグロなどの赤身魚は速く、ヒラメやマダイなどの白身魚は遅いのです。

 

水槽内で魚が死んだらすぐに取りださないといけない理由

筋肉の軟化がはじまると、魚自身がもつタンパク質分解酵素によりタンパク質が分解される。(自己消化という)

その現象が進むと筋肉はさらに軟らかくなり、魚体に付着していた微生物が急速に繁殖し始める。

そして、微生物の繁殖が進むと、腐敗臭や毒性が出てくる

限られた水槽内に悪影響が出てきて、他の魚に被害を与える

 

※このように魚が死ぬと・・・

①死後硬直
②解硬
③軟化
④自己消化

 

という流れを経て、最終的に微生物の繁殖により腐敗に至ります。

 

死んだらすぐに水槽から個体を取り出してください!

 

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まとめ

魚が死んで硬くなる理由は、体に酸素が供給されなくなるから!

 

ウブカタ
死んでしまったらすぐに水槽内から取り出してください!

 

 

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