
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
なんでお寿司屋さんではサケをサーモンと呼ぶの?
よく考えてください。
「マグロはマグロ」「ブリはブリ」「イワシはイワシ」
なんでサケだけサーモンと呼ぶの?
目次
サーモンと呼ばれてる理由は超あやふや!
photo by www.bluewaikiki.com
サーモンの歴史は浅い!
これといった明確な理由は実はありません。
1つ考えられるのは、サケは日本で寿司ネタとしての歴史が浅いです。
欧米のほうで寿司ネタとして人気が出たことからそのまんま”サーモン”と呼ばれるようになったのではないかと言われています。
いわゆる”言葉の輸入”ですね。
欧米でサーモンロールが人気になり、日本に情報が入りそのまま”サーモン”と呼ぶ流れでしょう。
そもそもサーモンという名前の語源とは?
ローマの英雄のジュリアス・シ-ザーという人物が語源です。
紀元前1世紀頃、フランスの川のほとりで野営していると、サケの大群が川を上っているのを見て、興奮し「跳んでいる!」とラテン語で「跳ぶ」を意味する"salire"と叫びました。
このことからこの魚を"salmo"と名付けました。
シーザーはサケを食べてみたら、とても美味しくて、この味に心を奪われました。
その後、ローマに帰ってからも、その味が忘れられずサーモンを送らせていました。
シーザーが叫んだ「跳んでいる」からの"salmo"が、英語では"salmon"として定着したのです。
寿司屋人気ランキングでサーモンは男女総合で第1位
順位 | 寿司屋人気ネタランキング |
1位 | サーモン |
2位 | マグロ |
3位 | ハマチ・ブリ |
4位 | 中トロ |
※回転寿司に関する消費者実態調査2017より
サーモンの人気がやばい!
何故、魚類大国日本でサーモンは寿司ネタとしての歴史が浅いのか?
お魚大好き日本人にとって経済的にも見て、”サーモン”を市場が放っておくわけはありません。
何故、寿司ネタとしての歴史は浅いのでしょうか。
サケ類には、”アニサキス”とよばれる線虫類(せんちゅうるい)やサナダムシの仲間が寄生しています。
アニサキスなどの寄生虫と人とはとても相性が悪く、生で食べると僕たちの胃の中で悪さをして、時には非常に苦しみを味わうこともあります。
そのため、サケ・マス類を生で食べることは避けられてきたのです。
しかし!一度凍結して解凍すれば問題なし!
海産のサケ・マスを生で食べる時は、一度凍結してそれを解凍して食べれば寄生虫の心配はありません。
マイナス20℃の冷凍庫に入れれば24時間でアニサキスは死にます。
ちなみに一度冷凍した上で味わう料理法をルイべと言います。(アイヌ語が起源)
養殖されているサケは寄生虫の心配はない!
サケ類(サーモン)では、タイセイヨウサケ・ギンザケ・海産ニジマス(サーモントラフト)などが盛んに養殖されています。
養殖ものは寄生虫の心配がほとんどありません。
サケがお寿司屋さんで食べられるようになったのは、養殖できるようになったからとも言われています。
最近の統計では太平洋・大西洋合わせて約100万トンの野生サケ類が漁獲されています。
しかし、タイヘイヨウサケ・ギンザケなどの養殖生産量は合わせて150万トン以上にもなり、天然ものの漁獲量を大幅に超えています。
養殖スゴイ・・・!!!
僕たちが食べてるサケはほとんどが輸入モノ!
サケ類の養殖は日本でも行われていますが、海外のほうが盛んです。
日本の回転寿司で食べられるものの大部分は輸入物です。
サケ類は養殖した個体から卵をとり、次の世代を養殖する技術ができあがっていて、コスト面でも成り立つようになっています。
サケ類の野生種が絶滅する可能性も比較的低いです。
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まとめ
海外で人気になった”サーモン・ロール”などの情報が日本へ入り、そのままサーモンと呼ぶことになった説が有力候補!
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