記事公開日:2018.4.21最終更新日:2020.8.28

【イデユウシノシタ】高温に強すぎる海水魚!むしろ生きれない!

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

海底で湧き出す温泉地帯でしか生きられない海水魚をご存知ですか?

 

イデユウシノシタ

 

カレイ目に属する仲間なんです!(カレイやヒラメの仲間)

 

普通は、海水魚に高温なんて1発OUTです!

 

ウブカタ
なんとも不思議な生態ですね!それではご案内します!

高温大好き!イデユウシノシタ

photo by  NOAA Photo Library

 

イデユウシノシタが住んでいる場所

火山列島の近くでは、マグマの熱により海底に温泉活動が見られる所があります。

 

海底の岩石の割れ目に染み込んだ海水が、マグマの熱で高温になり、岩石と反応してさまざまな物質を溶け込ませます。

 

それが海底に出てくるところに熱水鉱床(ねっすいこうしょう)ができます。

 

深さ数百メートルの海では、たとえ熱帯地域でも水温は10℃以下です。

 

しかし、熱水鉱床(ねっすいこうしょう)の付近では、周囲の海より10℃近く温度が上がります。

 

これが、温泉のような場所を形成します。

 

この熱水鉱床(ねっすいこうしょう)に住んでいるとは、相当珍しい海水魚になります。

 

イデユウシノシタのエサ

一体イデユウシノシタは何を食べてるのでしょうか?

 

深さ数百メートルの海底の水は高圧になっています。

 

そして海水の中にはさまざまな物質とともに硫黄の成分も含まれています。

 

熱水鉱床には硫黄が金属と結びついた硫化物が多いのですが、硫化物をつくるイオンは多くの生物にとっては毒物です。

 

もちろん魚にとっても有害です。

 

しかし、一部の細菌は、硫化物を酸化する時のエネルギーを使って、有機物を合成することができます。

 

その細菌を体内に取り込み生きているしぶとい生物がいます。

 

ハオリムシ・シロウリガイ・シンカイヒバリガイといった無脊椎動物です。

 

そして彼らをエサにしているのが、イデユウシノシタです。

 

イデユウシノシタの名前の由来がそのまんま!

イデユウシノシタの学名はSymphurus thermophilus(シンフルス・テルモフィルス)と言います。

 

ギリシャ語で熱を好み、尾びれが癒合した魚という意味です。

 

本種を命名したのは長崎大学の橋本敦博士と米国自然史博物館のムンロー博士で、2008年に名付けられました。

 

和名のイデユウシノシタの〖イデユ〗は〖出で湯〗から来ています。

 

ウシノシタは〖ウシノシタ〗という魚のグループに属することを表しています。

イデユウシノシタ基本情報

分類 カレイ目
生息環境 唯一熱水噴出孔のみに生息
生息地 西部太平洋に不連続に分布し、小笠原諸島付近の海形海山・ニュージーランド北部、ケルマデック島弧のRumble 3・マコーレー島、南硫黄島付近の日光海山・中部沖縄トラフの南奄西海丘・マリアナ島弧の第2春日海山・大黒海山、トンガ島弧
生息エリア 深度239-733mの熱水噴出孔で見られるが、通常は300-400m。

 

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まとめ

熱水鉱床という特殊な環境でしか生きていけないイデユウシノシタ!

ウブカタ
何故、そこでしか生きられないかはまだ解明されていない!

 

 

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