
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
淡水魚は水面でパクパクするのに、海水魚は何故、パクパクしないの?
これはあなたの海水魚の命が助かる貴重な記事です!
目次
海水魚が水面でパクパクしない理由
水面パクパク=【鼻上げ】と言う!
魚が水面をパクパク苦しそうにしている行動を『鼻上げ』と言います。
淡水でも海水でも鼻上げはデメリットしかありません。
淡水魚が鼻上げする理由
全ての淡水魚が鼻上げするわけではありません。
恐らく、金魚やコイなどを想像されてるでしょう。
金魚やコイがパクパクして、呼吸をしていると勘違いされてる方があまりにも多すぎます。
彼らはエラ呼吸などで、呼吸ができるわけがありません。
パクパクしてる理由は、あれで水面を動かし酸素を水に溶け込ませてるのです。
エサが欲しいからという単純な理屈ではありません。
そして、彼ら淡水魚は本能で鼻上げの行動が取れるのです。
海水魚に鼻上げする本能はありません。
海水魚は鼻上げをしない!というか、できない!
あなたの海水魚はどこに住んでますか?
海の中!ですよね。
あなたの飼育している海水魚は自然では、海面に上がることはまずありません。
ずーーーーーーーっと海の中にいるわけです。
呼吸も、エラ呼吸です。(サメ・エイなどの軟骨魚類は除く)
つまり、海面に上がることを知らないし、上がったところでエラ呼吸なので酸素を取り込めません。
なんで魚は水の中で息ができるの?をご覧ください。
鼻上げすることを彼らは知らないし、意味がないのです。
海水魚が鼻上げしたら末期の環境という合図
かなりの末期の症状でしょう。
残念ながら、お手上げかもしれません。
よほど、水槽内に酸素を取り込めてないのでしょう。
初心者必見!海水魚飼育の最強水流テクニック!←絶対に見なきゃダメ!ここに答えがすべて書いてあります。
海水魚がパクパクする理由はたくさんあります。
●水流で酸素を取り込めてない(水流ポンプを上向きにしてください)
●水質悪化(水換えをしてください)
●過密水槽で酸欠状態(数を減らしてください)
●水温が高い(水温が上がれば酸素は消費されます。海の最高温度は30℃です。)
●酸素供給に向かないろ過器を使用している(外部式フィルター・外掛け式フィルター。オーバーフロー水槽がおすすめ)
最低限、水換えと水流は真似をしてください。
この通りしてくれたら、酸欠になる可能性はかなり下がるはずです。
恐らくですが、このような行動を魚がとる水槽は【静か】な水槽だと思います。
水面も動いていないでしょう。
安価な外部フィルターや外掛け式フィルターで、ポンプも正しく付けれてないでしょう。
水面は動いていなければいけません。
水面が動くことにより、酸素を取り込んでるという知識をここで覚えてください。
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【よくあるトラブル】クマノミが水面近くでパクパクしてる状況
上で述べたように、海水魚は鼻上げ行動を知りません。
しかし、クマノミの仲間は時折、水面をパクパクするのは事実。
これは、ろ過フィルターによる排出で水面が微動だとしても動いてるから本能的に上にきているものだと考えられます。
例えば、水流ポンプを付けてなくてもろ過フィルターは付けてますよね。
ろ過フィルターはすべて多少でも水面を動かしています。
この微かな酸素を辿って上にきてパクパクしてるという状況だと思います。
パクパクというよりも、エラの障害を併発してる可能性もあります。
とにかく、水面は大いに動かすべし。
それが、酸欠回避の唯一の道です。
たまに、酸素過多ですか?と心配してる方がいらっしゃいます。
あなたに質問します。
あなたの身の回りで酸素が多くて困りますか?
鼻上げを解決する方法
水流ポンプで水面を動かして酸素をすぐに取り込んで!
海面(水面)を動かすのです。
海面を動かす事により、酸素(溶存酸素)を取り込めるんです。
水流ポンプは上向きです!
絶対に忘れちゃダメです!!!
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補足でブクブク(エアレーション)もしてあげて!
実はブクブク(エアレーション)は酸素を取り込んでる量はほんのわずか。
ブクブクして、海面を動かす事によって酸素を取り込んでるんです。
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海は必ず、波があるでしょ?
あれで、酸素を取り込んでるわけです。(詳しく言えば、もっとあります)
あなたの水槽も海を模範にして、酸素を取り込んでください。
水流ポンプをつけないなど、僕には恐くてできません。
正しい水流ポンプの付け方をしてください。(上向きですよ!)
じゃないと、全く意味がありません。
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酸素の作り方
空気と海水を触れさせると、海水に酸素が溶け込みます。
一番分かりやすいのが、水流ポンプをつけることです。
水面を動かすのです。
本当に忘れないで!
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環境自体をフルチェンジするべき
水流を正しく付けても、酸欠にはなります。
安価な外部式フィルターやろ過不足・水温・過密水槽など複雑に絡んできます。
多いのが、こんなシステムで過密水槽の人かな。。
オーバーフロー水槽なら酸素は十分取り込めます。
直ちにチェンジするべき時です。
思考錯誤すれば必ず上手く飼育できる日がきます。
希望をもって頑張りましょう!
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まとめ
水生生物に酸素は必要不可欠です。
ろ過も同じくらい大事ですが、酸素ありきでろ過は進みます。
バクテリアはあなたの水槽を浄化してくれる役割があります。
バクテリアが活発に活動するには酸素が必要です。
そして、生体にも当然、酸素は必要です。
飼育=酸素供給と覚えてください!
手っ取り早く酸素供給するなら、水流ポンプを上向きにして水面を揺らすこと!
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