
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
オスが出産する海水魚がいるのをご存知でしたか?
タツノオトシゴ
しかし!ガチンコで出産しているわけではありません!
出産しているように見えるのです!
ど・どういうこと????
目次
オスは実は出産していない!タツノオトシゴの秘密

メスが産卵・オスが出産(実際には出産していない)
タツノオトシゴはオスが出産する海水魚です。
しかし!実際には出産していません!
産んでるように見えるだけです(笑)!
秘密はタツノオトシゴが卵を産みつける場所にあります。
その内容を下記でご案内します。
なぜオスが出産しているように見えるの?
秘密は卵を産みつける場所にあります!
タツノオトシゴのメスはオスの育児嚢(いくじのう)という腹部の袋に産みつけるんです!
だからその腹部から稚魚たちが出てくるということがオスが出産している!と言われる理由なんです。
実際には出産しているように見えるだけでガチで出産しているわけではありません!
※普通の魚は適当な場所に産卵し、その卵の上に精子を振りかけます。
卵はこうして受精しそこから幼魚が生まれます。
不思議な現象ですね。
卵が孵化するまでその場所(育児嚢)の場所を提供しているということなんです。
実は、タツノオトシゴが卵を産みつける場所が他の魚と違うという点だけなのです。
岩や海藻に卵を産みつける場所がタツノオトシゴの腹に代わった!ということです。
オスが育児嚢で守ることで卵の生存率を高めている
タツノオトシゴがこのような行動をとるのはメスが産み出す卵の数が他の魚類にくらべて圧倒的に少ないためです。
タツノオトシゴは100個~200個しか卵を産みません。
ほとんどの魚は卵を産みっぱなしにするため、卵から幼魚になる前に9割以上は食べられるなどして死んでしまいます。
だからたくさんの卵を産むのです。
●イワシ数万個
●マグロ数百万個
●マンボウ3億個
タツノオトシゴは卵を産むのが少ない代わりに孵化するまでオスが育児嚢で卵を守ることで生存率を高めているのです。
こうして数少ない種を絶えさせない工夫をしているわけです。
出産までの期間
産卵後2~6週間で稚魚は孵化して、オスは育児嚢から子供を出します。
オスが産みの苦しみを味わしい例です。(実際には出産ではない)
お母さん・・・産んでくれてありがとう!
タツノオトシゴのオス・メスの見分け方
●お腹がポッコリしてるほうがオス(育児嚢があるため)
タツノオトシゴ基本情報
photo by prilfish
名前 | タツノオトシゴ |
分類 | トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属(30種類ほどと言われる) |
生息 | 北海道~九州。朝鮮半島南部。 |
体長 | 18㎝前後 |
特徴 | 尾鰭はなく、頭部と躯幹部の両体軸はほぼ直行する。躯幹輪数は10。尾輪数は37~40。頂冠はとても高くて目立つことなどが特徴。 |
まとめ
タツノオトシゴのオスは実際には”出産”していません!
オスの腹部の育児嚢という場所にメスが産卵して、孵化まで場所を貸すというイメージが正しいです!
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