
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
実は魚は卵を守るのはオスがほとんどなんです!
ご存知でしたか???
まさに魚のオスは育メンの鑑です!
でも、なんで魚はオスばかりが子育てをするのでしょうか?
魚の世界でオスが圧倒的に卵を守る理由
卵を生産するエネルギーがオスとメスでは”メスのほうが断然大きいから”
要するに産卵する際にメスが消費するエネルギーがオスに比べて大きいからです。
卵巣と精巣の大きさの違いからも推察できます。
産みっぱなし型の場合、メスの卵巣の重量が体重の5~6%に対して、オスの精巣の重量は体重の2~3%で、メスの半分程度しかありません。
卵の保護行動の発達した魚類は、産卵数は数十~数百個、多くても1000個前後です。
生残率を高めるため保護行動の発達した魚は、卵の数を減らし、卵を大きくします。
そのため1回の産卵量は体重比で10~20%にもなり、メスの産卵に要するエネルギー量は、産みっぱなしタイプに比べて2倍以上です。
負担も2倍以上と考えていいでしょう。
一方、オスの精巣へのエネルギー投資は、メスに比べてはるかに少量です。
そのため、体力の消耗が少ないオスが育メンとなるわけです。
子育てにはオスが当たるのは合理的なのです。
メスが産卵のほかに卵を守ったり、子育てをしたりすればその負担はさらに増えます。
母体へのダメージが大きすぎて、次回の繁殖期には卵の生産が間に合わなくなる可能性があります。
オス親”のみ”が子育てする魚たち
名前 | 子育て方法 | |||
ソラスズメダイ | オスのつくった巣で卵を見張り | |||
トゲウオ | ||||
カエルアンコウ | 卵を体表につけて子育て | |||
コモリウオ | ||||
トゲヨウジ | ||||
テンジクダイ | 口内保育 | |||
ウミナマズ | ||||
タツノオトシゴ | 育児嚢(いくじのう)で稚魚まで育てる |
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まとめ
魚のほとんどのオスが子育てをする理由はメスの負担を軽減するため!
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