
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
ソープフィッシュ(石鹸魚)と呼ばれてる魚がいます!
ヌノサラシ
もちろん石鹸は出しません。
毒を出します(笑)
目次
大量の粘液毒を出す海水魚・ヌノサラシ
photo by Bernard DUPONT
ヌノサラシってどんな魚?
インド洋~太平洋にかけて熱帯域に広く生息していて、水深20メートル前後の浅い岩礁域(がんしょういき)やサンゴ礁を生活の中心にしています。
最大で30㎝前後になります。
ラインが6本程度の白い縦じま模様をしています。
日中は岩の裂け目や岩穴などに隠れていますが、日没前や夜明けになると隠れ家から出て小魚や甲殻類を食べにいきます。
英語でソープフィッシュと呼ばれている
以前はヌノサラシ科にまとめられてましたが、現在はハタ科の中に含まれることが多い。
ヌノサラシ科を総称して『ソープフィッシュ』と英語で呼ばれています。
直訳すると、石鹸魚(せっけんうお)ということになります。
石鹸は出しませんが(笑)
ヌノサラシを狭い容器に入れておくと、海水を泡立たせる程の大量の粘液を体から分泌することから名付けられたものです。
粘液毒を出す理由は身を守る防御手段
この粘液には『グラミスチン』という毒が含まれています。
ヌノサラシと他の魚をバケツの中で一緒にしておくと、この毒に当たって他の魚は死んでしまうほど強力な毒です。
ただし、そのままにしておくと粘液を分泌したヌノサラシ自身も死んでしまうんですが・・・。
この粘液の役割はズバリ外敵から攻撃されたときに大量に分泌して逃げるためです。
ヌノサラシ以外で体から毒を出す海水魚はハコフグ
ハコフグも身の危険を感じると、パフトキシンという粘液を分泌します。
水槽では相当、気を使わなければいけません。
※そもそもフグは混泳に向いていません。
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ヌノサラシ基本情報
名前 | ヌノサラシ |
分類 | ハタ科ヌノサラシ属 |
生息 | 太平洋・インド洋に広く分布 |
体長 | 最大30㎝前後 |
食性 | 小魚・甲殻類の肉食 |
★毒関連記事★
【毒貝】海の危険生物・『アンボイナガイ』はマジで怖いから注意!!!
まとめ
ヌノサラシは身の危険を感じると粘液毒を出して逃げる!
例えば、水槽内で分泌したら他の魚もヌノサラシも死んでしまうことになる!
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