記事公開日:2019.8.3最終更新日:2022.11.8

【世界最恐毒貝】アンボイナガイが恐ろしい理由

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

世界最強の毒貝をご存知ですか?

 

アンボイナガイ

 

本当に怖い毒貝・アンボイナガイをご案内します。是非、ご注意くださいませ。

【毒貝】海の危険生物・『アンボイナガイ』はマジで怖いから注意!!!

アンボイナガイとは?

photo by Richard Parker

イモガイ科の巻貝で全長約10cm。

 

イモガイの仲間はどれも毒を持ちなすが、アンボイナガイの毒はその中でも最強です。

 

全生物中でも最強クラスであると言われています。

 

アンボイナガイは、殻の表に褐色の地図のような模様があります。

 

綺麗なので観賞用に手にしようとする人がいますが、危険です!

 

アンボイナガイから発射される毒矢は非常に強い毒で、沖縄では「はぶ貝」と呼ばれ恐れられています。

 

また沖縄北部の本部町では「ハマナカー」と呼びますが、アンボイナガイに刺されると岸にたどり着くまでに浜の中で倒れることに由来しているようです。

 

アンボイナガイの多くは南西諸島以南の熱帯サンゴ礁や岩礁に生息しています。

 

奄美・沖縄地方で、13人刺されそのうち7人が死亡しています。

 

死亡する確率が高い・・・本当に注意しよう。

 

アンボイナガイの名前の由来

アンボイナという和名はインドネシアの都市アンボンに由来します。

 

これはその近くの海でアンボイナガイが多く生息しているためです。

毒を刺すメカニズム

アンボイナガイは毒矢を使って魚を捕まえます。

 

毒矢は歯舌(しぜつ)という歯のようなものですが、体の中で作られたばかりの歯は中が空洞になっています。

 

敵や餌が近づくと貝の先端から管状(くだじょう)の吻鞘(ふんしょう)をラッパのように広げ、口の中でバラバラになっている歯が口先に運ばれます。

 

口先に運ばれる間に毒腺(どくせん)から歯の空洞に毒が注入され毒矢になって発射されるのです。

 

毒矢を顕微鏡で拡大してみると、矢先が銛(もり)のようにかぎ針状になっています。

 

信じられほどに精巧な形です。

 

アンボイナガイに刺された後の症状はほとんど痛みはありません。

 

しかし!

 

数分後には、神経毒によって呼吸筋の麻痺が起こり呼吸停止に陥ります。

 

アンボイナガイに刺されたときはすぐに病院へ直行してください。

 

怖い・・・アンボイナガイ・・・

アンボイナガイの毒

アンボイナガイの毒素の主成分はコノトキシン類の一種である「ニルヴァーナ・カバル」と呼ばれる非常に強力な神経毒を持っています。

 

アンボイナガイに刺されると70%は死亡率が高いのでこのアンボイナガイの持つ毒がいかに強力かはお解りいただけたと思います。

 

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まとめ

アンボイナガイのような動きの少ない貝類は、人間が手を出さなければ襲ってきません。

触らないことが無難です。

 

浜辺や海中で綺麗だなと思ってすぐに拾ってしまうのは慎重になりましょう。

 

 

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