こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
ムール貝って外来種だったってご存知でしたか?
正式名称は、ムラサキイガイと言います。
ムール貝=ムラサキイガイ
では、何故外来種なのかをご案内します!
ネガティブな内容ではありませんので楽しんで見てくださいね!
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目次
ムール貝は外来種!
photo by Peter D. Tillman
ムール貝(ムラサキイガイ)概要
ムール貝は正式には”ムラサキイガイ”という貝です。
ムラサキイガイは日本のほとんどの地方で普通に見られる貝です。
この貝の仲間は西洋諸国では食用の貝(ムール貝)として、重要視され、各地で養殖までおこなわれています。
しかし、日本では食用というより漁業施設・船泊・港湾施設などに貼りつく付着生物として扱われています。
ムラサキイガイは近縁種がいるが、区別が難しい
・キタノムラサキイガイ(近縁種)
・ヨーロッパイガイ(近縁種)
これら3種は外見上そっくりなので、3種合わせてムラサキイガイ類と呼ばれています。
専門家でも見分けをするのは非常に困難で歴史的に混乱していました。
興味のある方は、図書館に行って貝の図鑑をいくつか見比べてみてください。
図鑑によって、ムラサキイガイの学名が違っていることにお気付きになると思います。
しかし、研究努力により簡単に区別することに成功!
ムラサキイガイ類は足糸(そくし)と呼ばれるタンパク質でできた糸を貼りめぐらして岩や壁に張り付いています。
3種の近縁種は、足糸(そくし)の成分もそっくりであると思われていたのですが、足糸を形作る[フェノール性タンパク質]の1つを詳しく調べると、3種の間ではっきり構造が異なることがわかりました。
さらにこの部分の遺伝子を分析すると、3種の貝の区別が簡単にわかるようになったのです!
この方法を使って日本各地のムラサキイガイ類を調べてみるとビックリ!
北海道の一部でキタノムラサキイガイが見つかるものの、その他の各地の貝はすべてムラサキイガイだったと判明したのです!
ムール貝(ムラサキイガイ)は外来種だった!
昭和初期に本州に侵入してきた!
過去の記録をたどると、ムラサキイガイ類は1920年代までは北海道でしか発見されていません。
しかし、1930年代からは神戸港や東京湾周辺を皮切りに、本州各地で分布の報告が相次ぎました。
北海道のみキタノムラサキイガイであることがわかっています。
現在本州に分布しているには全てムラサキイガイ!
これらの事実により、北海道のキタノムラサキイガイだけが従来から日本にいた種であることになります。
それ以外の日本各地のムラサキイガイ昭和初期かに本州に侵入して、全国に広がった外来種であると考えられます。
何故、侵入してきたのか?
昭和初期は外国との船舶の往来が活発になってきた時代でした。
また、当時のムラサキイガイの分布の報告が大きな港の周辺に集中していることも決定打でした。
ムラサキイガイは船によって運ばれてきたものと想像されます。
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と、言いつつもムール貝を嫌いにならないで
こんな風に外来種と書いてしまうとネガティブなイメージになってしまいますが、瀬戸内海などで漁獲されるイガイと同様に「瀬戸貝」として炊き込みご飯などにして食されています。
確かに、日本原産のキタノムラサキイガイとの交配により、遺伝子が複雑になることは不安視されています。
また、カキや発電所に貼りつくと被害がありますが、そんなのムラサキイガイだけではありません。
見た目も味も同じならいいんじゃないの?が僕の意見です。
現に洋食料理では普通に使用されていて美味しく食べた人を幸せにしています。
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まとめ
日本原産は北海道のキタノムラサキイガイ!
それ以外のムラサキイガイ類は外来種!
だが、特別問題ではない!と個人的には思います。
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