こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
マングローブの淡水→汽水→海水への移行手順を写真付きで解説!
マングローブとは、熱帯・亜熱帯地域の淡水と海水の混ざり合う汽水域(きすいいき)に生育している植物の総称です。
つまり、マングローブの本来の生息環境は汽水です。
しかし・・
・いきなり汽水で育てる
・いきなり海水で育てる
いずれだと枯れてしまうことが多いのも特徴です。(いきなり淡水は可)
ここでは淡水→汽水→海水への移行手順を写真付きで解説します。
是非、南国の風景を思い浮かべながらお楽しみください。
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目次
マングローブは海水でも育てられる珍しい植物
マングローブは、海水に浸かっても枯れない特殊な植物
なぜ、マングローブは海水でも枯れないかと言うと、塩分を排出する能力をもつからです。

下記をどうぞ。
塩分排除の仕組み
マングローブは、根から吸収した塩分を濾過して薄め、さらに葉や幹から排出する仕組みを持っています。
葉の塩分排出
マングローブの中には、葉の表面にワックスのような物質を生成して塩分を外に出すものや、塩分が葉に溜まるのを防ぐものがあります。
根の塩分排除
メヒルギやヤエヤマヒルギは、根に塩分を排出する仕組みがあり、塩分を根から取り除くことで、葉に塩分が届くのを防ぐ性質があります。
茎の塩分排除
ヤエヤマヒルギやオヒルギは、茎で塩分が入ってくるのを防ぐ仕組みがあり、光合成を行う葉に塩分が届かないようにする性質があります。
マングローブは幅広い水質で育てられる
淡水育成可能(販売個体は淡水環境が多い)

淡水育成可能です。
現地では淡水と海水の混ざり合う汽水域に生育していますが、淡水(真水)での育成可能です。
また、マングローブをお店(販売店舗も数少ないが)や通販で購入する際の注意点として「淡水・汽水・海水のいずれかどれで育成されていたか?」を情報として取得していたほうがいいでしょう。
私の経験上、9割は淡水育成です。
これは人工海水を用意する必要がないのでコストと手間がかからないからです。
淡水→汽水
汽水→海水
に移行する必要があります。
まとめるとゆっくり焦らずに徐々に水質に慣らしていくことです。
淡水→汽水→海水の順です。
この順番で徐々に慣らしていくことを推奨します。
もちろんいきなり海水でも育成できるマングローブもあるでしょう。
ただ、いきなり淡水での育成といきなり海水での育成とでは枯れる確率は確実に海水でした。

これも数週間で枯れてしまいました。
ただ、淡水での育成はシビアではないのでご安心ください。
汽水育成可能(自然界では汽水域に生息)

汽水育成可能です。
汽水とは、淡水と海水の混ざり合った場所です。
マングローブの本来の生育環境は汽水です。
木の名前
|
耐塩能力
|
生育区域
|
オヒルギ
|
やや高い
|
中心群落
|
メヒルギ
|
やや高い
|
中心群落
|
ヤエヤマヒルギ
|
高い
|
前面群落
|
マヤプシキ
|
高い
|
前面群落
|
ヒルギダマシ
|
非常に高い
|
前面群落
|
ヒルギモドキ
|
やや低い
|
後背群落
|
ニッパヤシ
|
やや低い
|
後背群落
|
海側
・ヒルギダマシ
・マヤプシキ
マングローブ林
・メヒルギ
・オヒルギ
・ヤエヤマヒルギ
陸側
・ヒルギモドキ
・ニッパヤシ
汽水での飼育では生体も汽水になりますので非常に亜熱帯地域のアクアリウムの再現が可能になります。
トビハゼなどが入った水槽は楽しいですよね。


汽水には汽水の色気とロマンを私は感じます。


水槽での魚だけの環境なら汽水魚の数も少なく入荷も読めないのでいっそのこと海水に傾けて海水水槽にしてしまったほうが楽で楽しいのですが・・
マングローブがいたら話は別です笑
沖縄地方の湿気ある環境を再現した水槽はとても楽しい水槽になると思います。
・サンゴ(無脊椎類)・・・1.023~1.025
・汽水魚・・・1.004~1.009
上記の汽水に合わせる必要があります。
ただ、慣れてきたら比重調整はコツが掴めますのでご安心ください。
人工海水が必要になりますが、それ以上の楽しさは保証されているといってもいいでしょう。
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超正確で長持ちします。


アナログタイプの比重計もあります。
汽水(海水)をすくうだけで比重がわかります。


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海水育成可能 ※海水に順応するまで時間をかけて比重(塩分濃度)を合わせる

海水育成可能です。
ただ、上でもお伝えしましたが徐々にマングローブを海水に慣らす期間が必須になります。
確かにマングローブは、海水に浸かっても枯れない特殊な植物です。
・サンゴ(無脊椎類)・・・1.023~1.025
・汽水魚・・・1.004~1.009
海水魚・・・1.018~1.023の間の比重値であれば問題ありません。
でもこれは実際に育成してみないとわからないという点は非常にアクアリウムも植物も同じなのだなと思います。
人の数だけ情報はありますし、マングローブというビックキーワードになると情報がありすぎるのどれを信じたらいいかわからないと思います。

この情報がありすぎることはアクアリウムをやってる人は慣れてますが、初めての方は混乱するでしょう。
その時は、「信頼できるであろう情報を信じて実際にやってみること」です。
これしかありません。

ネットで閲覧だけして情報を取得するのも初期段階では有効ですが、ある程度理解できたらサッサと実際に行動することです。
実際にやってみれば失敗もありますし、聞いてたことと違う!なんてことはよくあることなのでそれも含めて育成だと思ってください。

私が初めてマングローブを育成した時はたまたまショップに販売されていて「海水水槽の底砂にぶっ刺して頭を出しとけば大丈夫だよ」と聞いてやってみたらそれはそれはバレリーナの如く華麗に枯れました。(まだ10代だったと思います)
そして、「そうだ!海水魚はいきなり淡水浴で淡水(真水)に入れても大きなダメージはないけど淡水からいきなり海水へ入れるとphショックを起こして即死または数日で死亡する」ということは頭に入っていたのでそのノウハウをマングローブで試した結果、枯れる確率は激減したのです。
マングローブは植物だけど、途方に暮れていたので魚のノウハウを試してみようとたまたま思い付いただけです。
※淡水浴(たんすいよく)・・海水魚をあえて淡水に入れて浸透圧の影響で体に付いている寄生虫・雑菌を取り除く行為のことです。
※phショック・・水槽内の水質(特にpH値)が急激に変化し、水中で生活する生物が対応しきれずにショック状態になること
これはたまたま私が海水水槽を管理していたから思い付いただけなのですが、汽水魚を海水に移行する際も3日間時間をかけて塩分濃度を慣らす期間を設けてます。
汽水魚の飼育方法は、【完全版】プロが教える汽水魚の飼育方法!で詳しく掲載しています。
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つまり、マングローブを海水で育成するには淡水→汽水→海水と順番に慣らすことが重要だということです。
※私は1週間ごとに水質を変えてます。魚ほどマングローブはシビアではないのですが、マングローブの種子が手に入る期間は暖かい時期のみなのでしばらく手に入らない恐怖があるので慎重に扱ってます。

すみません・ダラダラと・・笑
なにが言いたいかと言うと「とにかくやってみること」です。
それが結論で最短で確実です。
失敗体験も成功体験も同時に手に入ります。
是非、楽しみながら・南国のマングローブ林を想像しながら前向きな気持ちでやってみましょう。
きっと楽しめるはずです。
比重計で比重(塩分濃度)の確認ができます。
マリンアクアリウムでは絶大な人気があるシーウォーターリフレクトメーターです。
超正確で長持ちします。


アナログタイプの比重計もあります。
汽水(海水)をすくうだけで比重がわかります。


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人工海水


人工海水を用意してください。
汽水も海水も人工海水が必須になります。
おすすめの人工海水は、【プロ厳選】おすすめ人工海水10選!選び方・特徴・使い方完全解説!をどうぞご覧ください。
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バケツ


マングローブの容器(水槽)に入れる際にスムーズに水を入れられるので特に小型水槽では便利です。
おすすめのバケツは、【超便利】アクアリウムでおすすめバケツ5選!水換え・足し水・水合わせなど完全網羅!をどうぞご覧ください。
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比重計


アナログタイプの比重計もあります。
汽水(海水)をすくうだけで比重がわかります。


適正比重になっているか慎重に確認してください。
ここが最重要事項です。
意外と多いの汽水だと思ったら海水だったなどのヒューマンエラーです。
おすすめの比重計は、プロが選ぶおすすめ比重計9選!アナログ&デジタル&ガラス完全網羅!をどうぞご覧ください。
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スポイト


古くなった飼育水を抜く際に便利です。
マングローブは意外といじられるのを嫌います。
小型水槽なら根に負担をかけずに水を抜くことができます。
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phモニター(あれば尚良い)


必須ではありませんが、頭に入れといたほうがいい情報でしょう。
pH(ペーハー)とは、水に含まれる水素イオン濃度指数を表したものです。
●この指数が小さいと酸性。(淡水魚)
●この指数が大きいとアルカリ性。(海水魚・サンゴなどの無脊椎動物)
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淡水~汽水への移行手順
それでは淡水で育てているマングローブを汽水に移行させていきます。



それでは汽水を作ります。バケツに水道水を入れてください。

おすすめのバケツは、【超便利】アクアリウムでおすすめバケツ5選!水換え・足し水・水合わせなど完全網羅!をどうぞご覧ください。
水道水を入れました。
人工海水を用意してください。

おすすめの人工海水は、【プロ厳選】おすすめ人工海水10選!選び方・特徴・使い方完全解説!をどうぞご覧ください。
安くておすすめの人工海水は、【マリンソルト】アクア界一安い人工海水の素!徹底的に解説!をどうぞご覧ください。
バケツに人工海水を入れます。
慣れてない方は少なめから徐々に調整してください。
この感覚は経験です。恐らく、1発で合う感覚が指先にあります。
かき混ぜてください。
5分程度時間を置いて、比重計でしっかりと汽水になってるか確認します。

おすすめの比重計は、プロが選ぶおすすめ比重計9選!アナログ&デジタル&ガラス完全網羅!をどうぞご覧ください。
指にチョコンと水滴を付けてください。
プレートに指に付いた水滴を乗せてください。
プレートを閉じてください。
覗きます。
1.006くらいなので一発クリアです。
蒸発して比重が濃くなることも含めてナイス比重です笑
※汽水の比重は、1.004~1.009の間ですのでこの間の比重なら問題ありません。

念の為、アナログタイプの比重計でも計測しておきましょう。

おすすめの比重計は、プロが選ぶおすすめ比重計9選!アナログ&デジタル&ガラス完全網羅!をどうぞご覧ください。
すくうだけです。
1.006くらいなので合ってます。汽水の出来上がりです。
続いて、マングローブの容器にある古い水(真水)を抜きます。
この際に強引に容器から水を抜きだそうとするとマングローブの根に負担がかかってしまうのでスポイトで水を抜くのをおすすめします。
※マングローブはいじると弱りますので極力動かさないようにします。

スポイトは、【プロ使用】観賞魚水槽おすすめスポイト11選!選び方・用途など完全網羅!をどうぞご覧ください。
チューッと古くなった水を抜きます。
ペッと排水してください。
両方とも同じ要領で容器からスポイトで古くなった水を抜きます。
抜き終わりました。
スポイトだと負担がかからないのでいいですね。
先ほど作った汽水を入れて終わりです。
簡単ですよね。
汽水を入れました。
本来の生息環境は汽水ですが、販売個体は淡水環境での出荷が多いので順応期間は非常に大切です。
それと、念の為にph(ペーハー)を計測しときましょう。

おすすめのphモニターは、【プロ推薦】アクアリウムのphモニターおすすめ5選!をどうぞご覧ください。
8.6です。簡潔にまとめると超綺麗な水(汽水)ということです。
※水槽では8.0もあれば超優秀で水換え後のフレッシュな状態なら8.0付近は出ます。
※今回は有機物のない淡水~汽水の移行でさらに新鮮な汽水なので8.6という数値が出ました。(汽水は弱アルカリ性)
※汽水は7.0~8.6くらいのph値です。
生体のいない環境では高phになるのは当たり前ですね。時間の経過と共に水は汚れるので徐々にphは下がってきます。(酸性に傾きます)
ちなみにマーフィード エコペーハー DUO ph測定器は水温も計測できる代物です。
メヒルギ。
オヒルギ。
大きく健康に育ってほしいものです。
以上、淡水~汽水への移行方法でした。
是非、ご参考にしてください。
※1週間ほど慣らす期間は必要だと個人的に思います。
続きましては、汽水→海水の移行方法です。(やることは同じで比重を変えるだけです)
汽水~海水への移行手順
上記の淡水→汽水へ移行したように汽水→海水へ移行するだけです。
比重を変えるだけですのでご安心ください。
それでは1週間汽水に慣らしましたので海水へ移行します。
気温20.4℃/湿度59%です。問題ないですね。

変化としては若干、薄いコケが生えてきました。

こちらも同じ環境ですので面白いことに同じような箇所に薄いコケが生えました。

さらに変化がありました!根が成長しました!
このようにブツブツと根が出てきました。成長しています。
大きく成長してもらいたいものです。
それでは汽水を抜いて海水へ移行します。
それでは海水を作ります。バケツに水道水を入れてください。

おすすめのバケツは、【超便利】アクアリウムでおすすめバケツ5選!水換え・足し水・水合わせなど完全網羅!をどうぞご覧ください。
水道水を入れました。
人工海水を用意してください。

おすすめの人工海水は、【プロ厳選】おすすめ人工海水10選!選び方・特徴・使い方完全解説!をどうぞご覧ください。
安くておすすめの人工海水は、【マリンソルト】アクア界一安い人工海水の素!徹底的に解説!をどうぞご覧ください。
バケツに人工海水を入れます。
慣れてない方は少なめから徐々に調整してください。
この感覚は経験です。2度目で大変恐縮ですが、1発で合う感覚が指先にあります。
かき混ぜてください。
5分程度時間を置いて、比重計でしっかりと海水の比重になっているか確認します。

おすすめの比重計は、プロが選ぶおすすめ比重計9選!アナログ&デジタル&ガラス完全網羅!をどうぞご覧ください。
指にチョコンと水滴を付けてください。
プレートに指に付いた水滴を乗せてください。
プレートを閉じてください。
覗きます。
1.020くらいなので一発クリアです。
またまた大変恐縮ですが、手の感覚でわかります。
※海水の比重は、1.018~1.023の間でしたら問題ありません。サンゴ(無脊椎類)なら1.023~1.025付近です。
念の為、アナログタイプの比重計でも計測しておきましょう。

おすすめの比重計は、プロが選ぶおすすめ比重計9選!アナログ&デジタル&ガラス完全網羅!をどうぞご覧ください。
すくうだけです。
1.020くらいなので合ってます。海水の出来上がりです。
続いて、マングローブの容器にある古い汽水を抜きます。
この際に強引に容器から水を抜きだそうとするとマングローブの根に負担がかかってしまうのでスポイトで水を抜くのをおすすめします。
※マングローブはいじると弱りますので極力動かさないようにします。

おすすめのスポイトは、【プロ使用】観賞魚水槽おすすめスポイト11選!選び方・用途など完全網羅!をどうぞご覧ください。
チューッと古くなった汽水を抜きます。
両方です。
ペッと排水してください。
抜き終わりました。
先ほど作った海水を入れて終わりです。
簡単ですよね。
海水を入れました。
本来の生息環境は汽水ですが、販売個体は淡水環境での出荷が多いので順応期間は非常に大切です。
すでに1週間汽水環境での順応期間も設けてます。
今回のように1週間ごとに淡水→汽水→海水と順番に順応させることでマングローブに負担をかけずに適応させていくことができます。
それと、念の為にph(ペーハー)を計測しときましょう。

おすすめのphモニターは、【プロ推薦】アクアリウムのphモニターおすすめ5選!をどうぞご覧ください。
8.6です。上の汽水と同じです。簡潔にまとめると超綺麗な水(海水)ということです。
※水槽では8.0もあれば超優秀で水換え後のフレッシュな状態なら8.0付近は出ます。
※今回は有機物のない汽水~海水の移行でさらに新鮮な汽水なので8.6という数値が出ました。(海水は弱アルカリ性~アルカリ性)
※一般的に、海水のpHは7.8~8.2程度で弱アルカリ性を示しますが、地域や深さによって変動することがあります. pH8.6は、水質汚濁防止法で定められている海域の排水基準値(5.0~9.0)の範囲内であり、一般的な海水のpH値よりややアルカリ性です。
かなり高いph値ですね。海水水槽に生体がいたらまぁ出ない数値です笑
生体のいない環境では高phになるのは当たり前ですね。時間の経過と共に水は汚れるので徐々にphは下がってきます。(酸性に傾きます)
いかがでしたか?淡水→汽水も汽水→海水も全く同じ手順です。
繰り返しますが、順応する期間を必ず設けてください。(1週間間隔で良いと思います)
海水水槽にマングローブを入れられるなんてドキドキしますよね。
以上、汽水~海水への移行方法でした。
是非、ご参考にしてください。
※繰り返しますが、1週間ほど慣らす期間は必要だと個人的に思います。
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まとめ
いかがでしたか?
移行手順は同じです。
淡水→汽水
汽水→海水
1週間間隔で慣らす期間は必要だと個人的に思います。
このようなリハビリ期間が植物にも魚にも必要です。
※海近辺の生体はゆっくり慣らすことが重要なのは海水魚も植物も変わりません。
是非、マングローブの水質の移行はゆっくり焦らずにしてください。
ただ、1週間もすれば移行できますのでその期間も楽しみながら過ごしましょう。
熱帯・亜熱帯の南国の植物は貴方の環境で育てられます。
あの南国の雰囲気を楽しめるなんて人生は楽しいものです!
是非、ご参考にしてください。
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