こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
サフィリナって聞いたことありますか?
昔から漁師さんの間では、「玉水」や「貝殻水」などと呼ばれてきました。
玉とは宝石のことで【宝石のように輝く水】を表しています。
サフィリナという名前は、宝石のサファイアを意味します。
この輝きの正体はオスのカイアシ類です。
謎に満ちたこの光る生物に迫ってみましょう!
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海の宝石”サフィリナ”の正体はオスのカイアシ類
カイアシとは?
photo by NOAA Ocean Exploration
カイアシ類とは、エビやカニと同 じ甲殻類の仲間で、専門的にはコペポーダ と呼ばれています。
よく冷凍コペポーダって聞きますよね?コレです!
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何故、光る?
この輝きはどのような仕組みで生み出されるのでしょうか。
秘密は彼らを包む殻にあります。
顕微鏡で見てみると、殻の内側に図のような結晶体が層をなしていることがわかります。
photo by NOAA Photo Library
サフィリナの背中側から当たった光はこの結晶体によって反射されます。
薄い結晶を持つ種では青色
厚い結晶を持つ種では黄色
このような特徴があります。
生物の持つ色の多くは色素によるものですが、サフィリナの色は無色透明の結晶構造によります。
これを結晶色(けっしょうしょく)と呼びます。
色と水深には関係性がある
色と水深には関係性があるようです。
海面近くに棲む種では黄色に見えます。(水深30m程度)
深いところに棲む種は青色に見えます。(水深50m程度)
海の中の光は、海面近くで太陽光に近いのですが、深くなるほど波長の長い光が吸収され、青色に近くなります。
つまり、海面近くに棲むサフィリナはそこにふんだんにある長い波長の光を効率よく反射していることになります。
水深があるサフィリナはそこに唯一ある青い光を効率よく反射しているのです。
サフィリナの役割は謎が多い
輝く仕組みはわかりましたが、その役割についてはよくわかっていません。
しかし、光るのはオスだけです。
メスは発達したレンズ眼をもつこと、サフィリナが棲んでいるのが、透明度の高い熱帯・亜熱帯の海です。
こうあることからオスとメスが出会うための信号システムではないかと考えられています。
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まとめ
カイアシ(サフィリナ)が光るのはオスだけ!
広い海でオスとメスが出会うために信号システムかもしれない!
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