
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
世界で一番高い山・エベレストは海でできた山だとご存知でしたか?
ヒマラヤ山脈にある標高8,848メートルの山で、ネパール名ではサガルマータ・中国名ではチョモランマと呼ばれます。
エベレストは海でできた山
photo by Tom Ek
エベレストからは海に棲息していた生物がたくさん!
エベレストをつくっている岩石からは、アンモナイトなど古い地質時代の海に棲息していた生物の化石がたくさん出てきます。
それもそもはず、エベレストは海や湖などに溜まった砂や泥が固まってできた堆積岩(たいせきがん)でできています。
つまり、エベレストは”海”でできた山なのです。
証拠に”イエローバンド”と呼ばれるプランクトンの化石が表れてる
イエローバンドには、何本も重なった黄色っぽい帯状の地層が見られます。
これは過去に海に棲息していた円石藻(えんせきそう)などのプランクトンの化石です。
イエローバンドは、プランクトンの化石なのです。
頂上近く、8000mを超える場所にあります。
うわ!超ロマン!!!
海からエベレストが出てきたキッカケ
海底数千mもの深さに溜まっていた砂や泥が8000mの山をつくるためには、1万m以上も堆積物(たいせきぶつ)が隆起(りゅうき)しなければいけません。
インド半島は、今から2億年ほど前には赤道を越えた遥か南にありました。
南極やアフリカ、南米大陸とくっついていて、その後の大陸移動によって、南半球から延々と現在の位置まで移動してきたのです。
2億年前のインド半島は[インド亜大陸]と呼ばれます。
そして、インド亜大陸は今から、4300万年ほど前にユーラシア大陸に衝突しました。
その間に溜まっていた堆積物(たいせきぶつ)が徐々に押し上げられ、現在のヒマラヤ大陸のような場所にまで押し上げられていったのです。
このような大陸の衝突は長い地球の歴史の中ではいくつも起こっています。
海底に溜まった砂や泥がやがて山をつくるような例は、日本にもたくさんあります。
北アルプス・中央アルプス・南アルプスなども同じように作られました。
簡単に言うと、メチャクチャ時間をかけて海からエベレストは押し上げられて今になった!です。
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まとめ
エベレストは元々、海でできた山!
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