
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
海水水槽の交換手順方法がわからない・・・
こんなお悩みありませんか?
コツを知らないと生体が死んでしまったり濁りが取れなかったりします・・・
簡単に言うと底砂のリセットですね。
ここでは、わかりやすく海水水槽の底砂の交換手順方法と底砂の交換の目安をご案内します。
目次
海水水槽の底砂の交換手順
①ライブロックなどの収容物だけを水槽から出す
電源をOFFにしてまずはライブロックを水槽から取り出しましょう。
バケツだと便利です。
注意点があります。
そのまま空気に触れた状態にしないでください。
魚や貝などは驚いた時にライブロックの中に隠れます。
必ず水の中にライブロックを入れましょう。
干からびて殺してしまった経験が数多くあります。
特に、ニセスズメ・ハナダイ・ハナゴイ・ブレニーなどはスルリとライブロックの奥に入り込むので要注意です。
くれぐれもご注意ください。
また、ライブロックは乾燥させるとデメリットだらけです。
作業に夢中になるとつい放置しがちになりますのでお気を付けください。
ライブロックを乾燥させるとバクテリアは死滅しますので水を汚します。
詳しくは、【基本忠実】ライブロックを乾燥させることのデメリットをどうぞ。
ちなみにライブロックのみの隔離ならエアレーションもヒーターも数時間ならいりません。
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②生体を取り出す
ライブロックを取り出したら生体のみを生体用のバケツに収容してエアレーションしましょう。
ライブロックをバケツから取り出す時に狭いので魚やサンゴにぶつかって傷付けてしまう可能性があるからです。
秋から冬にかけてはヒーターを入れましょう。
水温低下はジワジワと生体が不調になるので慎重になりましょう。
・海水魚は海水魚用バケツに収容
・サンゴやイソギンチャクはサンゴ・イソギンチャク用のバケツに収容
※貝やヒトデなどはどちらのバケツに入れても支障はないのでどちらでも大丈夫です。
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③海水をすべて抜く
すべての海水を抜き出しましょう。
ただ抜くだけです。
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④スコップで底砂を全て取る
ここからは地道な作業です。
スコップですべての底砂を取り出しましょう。
網でもいいのですが、曲がったり穴が開いたりしてしまうことがほとんどですのでストレスのないスコップを使用しましょう。
残りわずかで細かい底砂になったときに網は有効です。
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⑤新しい底砂を入れる
パターン①ライブサンドは洗わずにそのまま入れましょう。
ライブサンドはバクテリア付きなので洗わずにそのまま水槽に入れましょう。
ライブサンドがマリブ的にはおすすめです。
パターン②サンゴ砂は必ず水道水で透明になるまで洗いましょう。
サンゴ砂を洗わないといつまでも白濁りが取れない水槽になります。
さらにゴミが浮遊してるので魚のエラを傷付けて殺してしまいます。
透明になるまで地道ですが水道水で洗ってください。
ビニールテープのようなゴミがちらほら出てくると思いますのですべて取り出しましょう。
※1L・3L・9L・20kgと選べます。
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⑥海水を入れる
海水を入れましょう。
新しい海水でも使用していた海水でもどちらでも構いません。
確かに使用していた海水のほうが立ちあがりは早くなりますが、私は心機一転新しい海水を入れます。
ろ過装置をいじるわけではありませんのでそこまで慎重に「バクテリアが・・・」と考えなくてOKです。
皆さん、バクテリアに敏感すぎです。
水槽を稼働して生体が生存していれば有機物は自然と生産されますのでバクテリアは自然と増えます。
焦らなくていいです。
逆に自然に調整されない、水温や比重や酸素供給にもっと目を向けるべきです。
水質検査もしておきましょう。
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⑦ろ過装置をONにする
ろ過装置の電源をONにします。
⑧終了
最初の数日くらいは多少の濁りが出ます。
早ければ翌日には透明になります。(ここは個々の水槽の状態次第です)
底砂交換作業は1時間~2時間あれば終わるはずです。(120㎝以下でしたら)
ろ材をいじるわけではありませんので私は気が楽で綺麗になる水槽を眺めて楽しい気持ちにいつもなります。
海水水槽の底砂の交換の目安
期間で交換してしまうのが1番効果的
底砂は言い方が極端になりますが、5年以上使用しても問題がないことがあります。
なのでそのまま使用している方も多くいらっしゃると思います。
単純に交換目安の判断ってプロでもわかりづらいんです。
なので期間で交換してしまうのが楽です。
おすすめは2年に1度です。
何故、2年かと言うと2年も経過していれば底砂の量はメンテナンスなどで減りますし、色も濃くなってきます。
コケは生体に協力してもらっても底砂自身の汚れは取れません。
2年ということは730日ですから底砂にかけたコストは回収できています。
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まとめ
底砂の交換方法は慣れれば楽です。底砂を交換したからと言って大きく支障が出ることは少ないです。(上記手順を守れば)
底砂の交換の目安は2年に1度を推奨します。
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