こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
ライブロックは水温何度までならダメにならない？
こんな疑問はありませんか？
【結論】
32℃までなら問題ありませんでした。
ただ、ここまでの高水温は推奨できません。
推奨は25℃です。
それでは、ライブロックを高水温に入れても大丈夫か？を細かく解説していきます！
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目次
ライブロック基本情報
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おすすめの小型クーラーは、【小型水槽最適】おすすめペルチェ式水槽クーラー3選！をどうぞ。
ライブロックとは？
様々な生物が定着した岩(骨)です。
生きているサンゴが死んだ後に残る骨格がライブロックのもととなっており、この死んだ骨格に様々な生物(微生物、バクテリア、海藻等)が定着した状態のものをライブロックと言います。
微生物、バクテリア、海藻等の生物が棲みついているということは生きているということです。
微生物の多くは海水魚・サンゴには有害な物質を餌としてます。
そして排泄物(海水魚やサンゴにとって無害となる物質)として放出します。
まとめると・・・
海水魚・サンゴにとって有害な物質を無害な物質に変えてくれる貴重な岩なのです。
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ライブロックは何度までの水温に耐えられる？
おすすめのクーラーは、【チラー・ペルチェ・冷却ファン】水量別おすすめ水槽クーラー！選び方や種類など完全網羅の保存版！をどうぞ。
おすすめの小型クーラーは、【小型水槽最適】おすすめペルチェ式水槽クーラー3選！をどうぞ。
経験上、32℃くらいまでなら問題なかった
32℃くらいの水温の海水水槽では問題ありませんでした。
ただ、海水で30℃超えは推奨できません。
酸欠にもなりやすくなるし、海水魚ならギリギリ耐えられますが、サンゴやイソギンチャクの無脊椎動物やエビ・貝・ヒトデなどは死んでしまうからです。
あと、年間に考えられないほど水槽の中に手を入れるのでわかるのですが、30℃を超えた水温はなんとも気持ちが悪い生暖かさなんです・・・
本当に気持ち悪い水温なんです・・・笑
30.5℃と31℃は微差なのですが、31℃は気持ち悪さが倍以上に跳ね上がります・・・
ここに海の生き物がいて飼育していくのは厳しいよなって常々思います。
推奨水温は25℃です。
25℃なら海水魚はもちろん、サンゴやイソギンチャクの無脊椎動物やエビ・貝・ヒトデなどあらゆる貴方の水槽で飼育できる海の生き物が飼育できます。
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各・海の平均水温
皆さん聞いたことあるような便をすべて書き出しました。
ここから貴方の水槽にいる海水魚ははるばるやってきたんですね。
つまり、熱帯の海からやってくるのです。
そんな彼らの世界の故郷の水温を見ていきましょう。
きっと飼育に役立つはずです。
※便と書いてますが、水温はその地域の水温を掲載しています。シッパー（漁師）のエリア指定は不可能だからです。
※海水温は意外に公開されていないことが多いので気象庁のデータと照らし合わせて掲載しました。
| 地域 | 平均水温 |
| インドネシア便 | 28℃～30°C |
| フィリピン便 | 26℃～28°C |
| セブ便 | 26℃～28°C |
| マニラ便 | 26℃ |
| バリ便 | 26℃～27°C |
| フィジー便 | 27℃ |
| カリブ便 | 24℃ |
| 紅海便 | 22℃～26°C |
| 東アフリカ便 | ？ |
| 沖縄便 | 25℃～26°C |
各・海の平均水温を見てどう思いますか？
ちなみに海水温が30℃を超えるのは稀です。
そもそも海水魚を飼育する上で30℃が限界
海水魚のみなら30℃飼育は可能です。
今日は30℃、明日は33℃、明後日は28℃など水温がバラバラなのが一番ダメで海水魚が死んでしまう要因のランキング上位に入ってます。
ちなみに±0.5℃くらいなら大丈夫です。
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ライブロックを高水温に入れるデメリット
おすすめのクーラーは、【チラー・ペルチェ・冷却ファン】水量別おすすめ水槽クーラー！選び方や種類など完全網羅の保存版！をどうぞ。
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バクテリアや微生物が死滅するので海水を汚す
水槽の水温が上がればその水温に耐えられなくなったライブロックに付着している生物・微生物・バクテリアが死滅します。
つまり、水槽の中に死骸が浮遊するわけですから、海水が汚れるわけです。
これはかなりデメリットです。
例えると、キュアリングをしないで水槽にライブロックを入れて、さらに水温が高く付着生物が死んでしまうということです。
水温が高くなれば酸欠にもなりやすいので付着生物にダメージを与えるからです。
※キュアリング・・・海水水槽でのキュアリングの意味は、死骸など腐るものを本水槽に入れる前に全て腐らせて綺麗な状態で、本水槽に導入するということです。
キュアリングについては、【完全版】ライブロックのキュアリングの方法！をどうぞご覧ください。
高水温でライブロックはダメにならなくてもそのライブロックに付着している生物が死んで海水を汚す可能性が高いのでやはり高水温はこわいです。
硝酸塩も上がるでしょう。
試薬は必須です。
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硝酸塩については、【硝酸塩激減】海水水槽の硝酸塩除去剤おすすめ３選！原因・対処法解説！海水魚・サンゴ飼育の悩みを解消！をどうぞご覧ください。
ろ過が安定していない状態では、アンモニアも発生して生体が全滅ということもあります。
やはり試薬は必須です。
ポチップ
アンモニアについては、【海水水槽】アンモニアを下げる方法！原因・対策・おすすめ除去剤など完全解説！をどうぞご覧ください。
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ライブロックを高水温に入れてダメになってしまったらデスロックや隠れ家役として利用しよう
ダメになってしまったライブロックは、メイン水槽以外でリサイクルしましょう。
隔離した際の隠れ家などに役立ちます。
この隠れ家があるとないとでは生体のストレス度が全く違います。
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塩ビ管でもいいですね。魚もこれで安心です。
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ライブロックは一度手に入れると様々な用途があります。
接着剤で繋いでデスロックを作ることもできます。
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夏場にクーラーは必須
水槽クーラーは水槽内の水温を下げることが最大の用途です。
特に夏場に水槽内の水温が上昇する際に、水温を下げて水温の上昇を防ぐために使用します。
アクアリウムにおいては生体の死に関わる非常に重要な機材です。
個人的には、海水水槽を保持してるなら持っていないとお話にならないレベルで重要な機材です。
クーラーの種類は主に3種類です。
・チラー式
・ペルチェ式
・冷却ファン
冷却機能に最も優れているチラー式がおすすめです。
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ペルチェ式は電流を流すと熱を吸い上げる性質のあるペルチェ素子を利用した水槽用クーラーです。
価格が手頃なものが多く音も静かなのも特徴です。
ただし、蒸発は激しくなり水足しが必要になります。
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まとめ
ライブロックはは何度までの水温に耐えられるか？はいかがでしたか？
経験上、32℃までなら問題はありませんでした。
そもそもですが、海水水槽で30℃以上の飼育はすべきではありません。
生体に負荷がかかり、酸欠にもなりやすくなるからです。
海水魚なら30℃は大丈夫ですが、サンゴ・イソギンチャクなどの無脊椎動物やエビ・貝・ヒトデなどは死んでしまいます。
是非、この記事を参考に水温調整についてお考えいただければと思います。
おすすめのクーラーは、【チラー・ペルチェ・冷却ファン】水量別おすすめ水槽クーラー！選び方や種類など完全網羅の保存版！をどうぞ。
おすすめの小型クーラーは、【小型水槽最適】おすすめペルチェ式水槽クーラー3選！をどうぞ。
おすすめのヒーターは、【プロ解説】水槽ヒーターW数別おすすめ一覧！電気代・選び方・種類・注意点など完全解説！をどうぞ。
おすすめの小型ヒーターは、水槽用小型ヒーターおすすめ3選！選び方・注意点など完全解説！どうぞ。
おすすめのサーモスタットは、【鑑賞魚水槽ヒーター】全メーカー別サーモスタットおすすめ一覧！基本情報も完全解説！をどうぞ。
おすすめの水温計は、【プロ厳選】おすすめ水槽水温計10選！種類・選び方・設置方法まで完全解説！をどうぞ。
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