
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
水槽導入したら”なにかのアレルギー症状”は出るの?
先日、お問い合わせいただいた企業様からこのようなご質問をいただきました。
結論的に言うと、長いこと水槽メンテナンスの仕事をしていますが、1度もそういう症状が起きた事はありません!
恐らくアレルギー反応が出た事例は日本の水槽メンテナンス業界では1件もないんじゃないかなと思います。(ネガティブ情報は出回るし、耳に入ってきますから)
念の為、知り合い・ネット・書籍を調べましたがそういう事例が大々的に掲載されてる情報はなかったです。
ただ・・・もしかしたらなにかのアレルギー反応が出るかもしれない可能性がありますのでご案内します。
下記の2点は考えられるかもしれません。
②マウイイワスナギンチャクというサンゴからの人体影響の事例(ハワイのみに生息するサンゴ)
目次
①カビによるアレルギー誘発
まずはカビが発生する条件
2.栄養分があること(有機物でホコリ、チリ、あかなども栄養素となる)
3.水分がある(湿気と言う方が適している)
1.温度・・・25℃〜28℃がカビの生育最適温度。人が快適に過ごせる温度とほぼ一致しています。
2.栄養分・・・カビは食品やホコリ・皮脂・水垢など、身の回りのあらゆるものを栄養源としています。
3.水分(湿気)・・・湿度70%以上がカビにとって好条件。 湿度が75%を越えると発生速度は急激に早まり、90%ではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれています。
水槽導入でのカビ対策
2.栄養分があること(有機物でホコリ、チリ、あかなども栄養素となる)
3.水分がある(湿気と言う方が適している)
水槽では3の水分(湿気)は付き物です。
フタについての重要性は、海水魚水槽にフタは必須!フタの教科書!をご覧ください。
この対策はフタをするのみで解決できます。
②マウイイワスナギンチャクというサンゴからの人体影響事例
サンゴが原因で2014年にシェアハウスで咳と頭痛が起きた
2014年アメリカのアラスカ州のシェアハウスで住人の1人が激しい咳と激しい腹痛を訴えました。
色々な原因を探ったが、アクアリウムの趣味を持つ一人が前日に中身をいじっていたという。
その症状を起こした原因はマウイイワスナギンチャクというサンゴでした。
ハワイのマウイ島にしか生息していないサンゴです。気になる方は下記のリンクを見てみてください。
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このマウイイワスナギンチャクはパリトキシンという毒を持つことで有名です。
このパリトキシンの毒はフグのテトロドキシンの約50倍です。
このパリトキシンは体内に入ると、筋肉痛・麻痺・痙攣などを引き起こします。
このマウイイワスナギンチャクは水中では問題ありません。
このマウイイワスナギンチャクをなにかのはずみで床に落としてしまったという。
このマウイイワスナギンチャクは刺激を与えると自分の体を守ろうと粘液(パリトキシン含む)を大量に出すのです。
この件は幸いにも毒の量が少なかったので数時間後には回復しました。
水槽対策はマウイイワスナギンチャクを入れなければいいだけ
入れなければいいだけですし、ハワイのマウイ島にしか生息していないので入荷がほぼないので安心してください。
イソギンチャクの触手に刺されたなどの報告もありますが、大したことではありません。
マリブのウブカタ(僕のことです)は数えきれないほど刺されてますが、ピンピンしています。
イワスナギンチャクが欲しい!というマニアな方はマメスナギンチャクがおすすめですよ!
まとめ
水槽導入してなにかのアレルギー症状が起こる可能性はもちろん0ではありません。
しかし、アレルギー症状が出る可能性は極めて低いと経験上言えます。
水槽というモノからなにが起こるかは全て言えませんが、マリブも真剣に様々な角度から考えています。
本当にご心配ならアクアリウムは控えていただいた方がよろしいかと思います。
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