記事公開日:2017.7.4最終更新日:2022.11.8

【まとめ】魚の鼻の役割

 

こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。

 

魚には”鼻”があるんです!

 

なんと!実は魚も匂いを嗅ぐ器官があるんです!

 

どんな器官なのかを見ていきましょう!!

魚の鼻の機能

魚の鼻の役割

僕たち人間が匂いを感じるように、魚も匂いを感じ取ります。

 

詳しく言うと、魚は水中に漂う水溶性の匂いを感じ取ります。

 

従って、ヒトが匂いを感じない物質でも、魚は水に溶けるものなら匂いとして感じ取ることが出来ます。

 

魚は匂いを感じ取ることで、餌を捕ったり、危険ではないかを嗅ぎ分けたりして、行動すると考えられてます。

 

鼻の穴は4つある!

魚は、水の中で生きてますよね。

 

そうすると、匂いを嗅ごうと思うと、水がいっぱい鼻に入ってきちゃいます。

 

水中だと、前から水を吸って、そのまま出すと、泳ぎの邪魔になっちゃいます。

 

前の穴2つから水を吸って、後ろの穴2つから水を出すんです。

 

だから魚の鼻は4つあるんです。

 

その時に水に溶けた匂いを嗅いでいるんだね。

鼻の名前は前鼻孔(ぜんびこう)・後鼻孔(こうびこう)

この前鼻孔(ぜんびこう)・後鼻孔(こうびこう)のわかりやすい例がウツボです。

 

photo by Taro Taylor

 

photo by The Integer Club

 

すごいわかりやすい”鼻”です!

鼻が発達している魚

サメ

photo by Elias Levy

この機能がよく発達しているのがサメです。

 

サメは何百メートルも離れている場所からも匂いを感じることができます。

 

血の1滴でも匂いを感じて突進してきます。

 

サメの鼻孔はほとんどが下向きまたは前に向いて穴が空いています。

 

その穴の中に臭いを感じる嗅細胞があり、そこで得た情報は終脳に伝えられます。

 

サメの嗅覚をつかさどる器官のサイズおよび複雑さでは、サメ又はエイが飛び抜けているといわれています。(サメ・エイは軟骨魚類)

 

魚が嗅ぐ匂いのもとは、獲物や敵や生殖相手だったりとさまざまです。

 

サケ

photo by naturalflow

近年の研究の結果、サケの嗅覚が関与していることがようやくわかりました。

 

サケは稚魚時代のに育った川の匂いを覚えていてその匂いに誘われながら、枝分かれした河川であっても再び生まれた川に戻ることができるんです。

 

※サケは一度刷り込まれた記憶は、生涯消えないといわれています。

 

★関連記事★

【そうなんだ!】サケが生まれた川に戻ってこれる理由!

鼻の形で天然か養殖かわかる魚・タイ

 

天然真鯛:鼻が2つ
養殖真鯛:鼻が1つ

 

天然真鯛

 

天然真鯛の鼻は2つです。

 

元々、マダイの鼻の穴(鼻孔)は1つなのです。

 

どういうこうことかと言いますと、元々は1つの鼻なのですが、鼻(鼻孔)を分け隔てている壁状ののものがあります。

 

その壁が残っていれば、2つに見え、それが欠ければ1つに見えるのです。

 

養殖真鯛

 

養殖真鯛の鼻は1つです。

 

養殖マダイのように稚魚の時代を過密に人工飼育すると、本来あるべき壁が欠けてしまいます。

 

その原因はストレスと言われています。

 

★関連記事★

【簡単】天然真鯛と養殖真鯛の見分け方!

餌付けが上手くいかない時は匂いで食いつかせる方法がある

どうにもこうにも餌付いてくれない。。。(人工餌)

 

どうしよう・・・

 

そんな時は匂いで誘うテクニックがあります!

 

エサに数滴垂らすだけ。

 

詳しくは、【プロ推薦】海水魚の食欲増進・餌付けならガーリックパワーがおすすめ!をどうぞ。

 

効果はあります!

 

・・・マリブでは必要ないですが(笑)自然に食わせるやり方をしてるので。

 

寄生虫の抑制にも効果があると言われています。

 

何が言いたいかと言うと、飼育にコレ!というやり方はない。

 

この記事を見てくれたあなたは1歩成長したのではないだろうか。

 

ふ~ん。魚には鼻があるんだ~。

 

ってことはにんにくは誘引剤として効果があるんじゃないだろうか!?

 

そこなんです!ピカン!と来たらもう飼育に成功してるようなもんです。

 

こう考えられると本当に抜きんでるアクアリストになれます。

 

生き物を飼うにはまず生体を知ること。

 

これがメチャクチャ大事です!!!!!!

 

海水魚飼育は線と線です。

【番外編】鼻がでかいで有名なのはブロブ・フィッシュ

photo by Simon Elgood

 

分類 カサゴ目・ウラナイカジカ科
名前 ブロブフィッシュ
生息 オーストラリアやニュージーランドの水深600~2800mの深海
体長 40㎝~60㎝

 

鼻でかっっっ!!!!!

 

ブロブフィッシュは、ウラナイカジカ科に分類される深海魚です。

 

※別名ニュウドウカジカと言います。

 

主にオーストラリアやタスマニア島~ニュージーランドまでの深海に生息しています。

 

2013年に「世界で最も醜い生き物コンテスト」で1位の座についた価値のあるブサイク魚ちゃんです(笑)

 

見たい方は、静岡の「沼津深海水族館」で鑑賞できます。

 

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【驚愕激美!】ピンク色の魚5選!あの醜い深海魚もご案内!

オジサン・オバサンという海水魚がいるー!えっババアもいるの???

 

★鼻関連情報★

【味覚】魚は味を感じれる!

【視覚】海水魚の視力全情報!

【聴覚】魚の耳!うっそん!海水魚は僕たちの声が聞こえてる!理由を徹底解明!

【触角】魚はあらゆるものを側線で感じてるのだ!

 

まだまだ海水魚の構造の中に面白い記事がたくさんありますのでどうぞ!

 

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まとめ

魚は匂いを感じてる!

 

匂いを感じてるので餌付けする際の考え方も変わるはずです!

 

 

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