
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
魚の特徴をご存知ですか?
ずーっと海洋生物の事を書き続けてますが、基本中の基本を学びましょう!
こういう基本を知れば知るほどアクアリウムは深みを増してさらに楽しめます。
当然、飼育にも生かされるわけです。
魚の7つの特徴
①背骨がある
魚類は脊椎動物(せきついどうぶつ)です。
人間も脊椎動物です。(哺乳類・鳥類・両生類も脊椎動物です)
人間と唯一の共通点は背骨があるところです。
②水の中で暮らす
●海水魚は海の中で暮らします。
●淡水魚は川・沼・湖などで暮らします。
★参考記事★
③エラで呼吸
人間は肺で酸素を取り込んでます。
魚はエラから酸素を取り込んでます。
★参考記事★
④周りの水の温度に自分の体温を合わせる。(変温動物)
例えば、水温が25度だったとします。
すると、魚の体温も25度になるということです。
水温=体温です。
魚自身で体温調節ができません。
体温を変えられる生き物を変温動物(へんおんどうぶつ)と言います。※魚類は変温動物です。
★参考記事★
⑤ウロコがある
魚はウロコで体をコーティングしています。
ウロコで雑菌や病原菌などをバリアしています。
★参考記事★
⑥卵を産む
人間のようにそのままの形で産むのではなく卵を産みます(一部例外もいます)
★参考記事★
⑦ヒレがある
魚には5種類のヒレがあります。
このヒレを器用に動かし、前進したり後退したり、左右に動いたりします。
★参考記事★
まとめ
①背骨がある
②水の中で暮らす
③エラで呼吸
④周りの水の温度に自分の体温を合わせる。(変温動物)
⑤ウロコがある
⑥卵を産む
⑦ヒレがある
全く僕たち人間とは違う構造の体になっています。
ここで大事なのは、客観的にこの違いを把握することです。
全く違う生命を飼育するという認識が大切です。
例えば、④の周りの水の温度に自分の体温を合わせるとあります。
すごくざっくり言うと、一般的な海水魚が生きられる水温範囲は18度~28度前後だと僕は思います。
海水魚の水温調節がうまくいかず、死なせてしまうのはとても多いと思います。
恐らく、水温が前後していることが原因です。
25度だったのが翌日は22度になっていたり・・。
大事なのは一定水温を保つ事です。
日によって水温に幅があるのは海水水槽ではNGです。
海は水温の幅が少なく環境が安定しています。
何故ならば、水の量が膨大で変化しづらい環境だからです。
さて、あなたの水槽はどうでしょうか?
水温は一定になっていますか?
ヒーターは容量が足りていますか?
僕がいつもアクアリウム機材は2ランク上のを購入しましょうと言ってるのはこのことです。
容量が大きければ、その分水温は安定します。
生体が暮らしていた環境を知る。
これが何よりも重要です。
目の前の出来事だけではなく頭を上げて海洋を勉強しましょう。
マリブがこのブログで一見、水槽に関係なさそうな記事を上げているのも実はとても大きい答えが掲載されています。
水槽のテクニックも重要ですが、まずは彼らがどこから来たのか?を考えましょう。
それは海です。
海を知れば、あなたはその他大勢のアクアリストではなく抜きんでたアクアリストになれるのです。
毎日更新!新着情報


最新記事 by マリブ(海水水槽専門レンタル・メンテナンス) (全て見る)
- 【ホンソメワケベラの名前はホソソメワケベラになる予定だった編】再アップ記事112 - 2021-01-20
- 【リュウグウノツカイは人魚のモデル?編】再アップ記事111 - 2021-01-19
- 【しらすという魚はいない編】再アップ記事110 - 2021-01-18