こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
海水水槽でのおすすめヨウ素3選!
海水魚・サンゴ・エビなどの調子が悪い・・・
もしかしてヨウ素が不足してるからかもしれません。
あまり知られてないのですが、マリンアクアリウムにおいてヨウ素はとても大切な微量元素なのです。
ヨウ素は生体の成長促進につながり、海水成分に0.05mg入っています。
しかも、ヨウ素はすぐに消費されるので常にヨウ素が欠乏状態の水槽も多くあると思います。
ヨウ素についてわかりやすく解説いたします。
それでは、楽しみながらご覧ください!
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目次
ヨウ素基本情報

ヨウ素とは?

ヨウ素とは動物の甲状腺ホルモンの働きに関与している成分です。
すべての生体にとって成長や光合成の促進、脂肪代謝、生理作用に必要な元素です。
また、海藻やサンゴの体内には大量に蓄えられているので、これらの成長にも必要な成分です。

ヨウ素は、海水中には0.05mg/l程度含まれています。
ヨウ素の働き

ヨウ素は広く細胞の代謝や成長に関係し、基礎代謝を促進させます。
ヨウ素を理想値に保つ事で、海水魚の成長促進やサンゴの共肉の膨らみ、石灰藻の成長促進、甲殻類の脱皮など様々な働きを促します。
ヨウ素の殺菌力
塩素・フッ素・臭素などと同じハロゲン元素族に属する仲間で、単体では酸化力を持ち殺菌や漂白したりする力をもっています。
この働きを利用して、魚飼育の場合は天然海水の濃度の3倍量である0.06mg/L〜0.18mg/Lの間で白点菌が繁殖しにくい環境をつくることができます。
白点病などの病気予防として優秀です。
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人工海水に含まれてないの?
人工海水には概ね、0.05mg~0.06mg入ってます。
水換えをすれば強制的にヨウ素の補給は可能です。

ただ、ヨウ素の消費スピードは速いので添加剤での補給はとても大切な施策です。
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ヨウ素が減っていくとどうなる
魚→退色・食欲不振
サンゴ→ポリプが開かない・色抜け
甲殻類→脱皮の失敗
あの・・・メチャクチャ困りますよね・・・
例えば、海水魚のヤッコなんかは色抜けしてる個体をよく見ますよね。
あれは、ヨウ素不足の可能性が高いです。

サンゴは言わずともポリプが開かない可能性もあるし、色が美しく上がらないこともあります。
いろいろな成分を試薬で計測してもなかなかサンゴの調子が上がらないのはヨウ素不足かもしれません。

エビなどの甲殻類は新しい殻をつくるのにヨウ素は必要な成分です。
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ヨウ素は水槽内で補給しない限り減っていく

ヨウ素は水中に長く留まることができず、すぐにヨウ化物に変化してしまいます。
多くの動植物はこれを有効に摂取することができません。
サンゴを入れてる場合は活発にヨウ素を吸収します。
特にソフトコーラルは活発にヨウ素を吸収するので水槽内では欠乏しがちです。

ヨウ素という微量元素が必要な理由です。
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プロテインスキマーを設置していればすぐになくなる

プロテインスキマーとは、小さな泡を発生させ、その発生した泡で水中の汚れ(タンパク質など)を除去する装置です。
スキマーの仕組みを理解するとわかります。
海水に泡状の空気を吹き込むと海水中に溶け込んでいる元素や不純物が集まるという性質があります。
その性質を利用して不要な成分を取り除くというのがプロテインスキマーの仕組みです。

泡が細かければ細かいほど境界面積エリアが広がりより多くの汚れが除去できるので特にサンゴ水槽のろ過方式でのベルリンシステムに有効です。
元素の中には不純物や不要元素だけでなく、ヨウ素やカルシウムや鉄分などサンゴや魚などすべての生物に有効な微量元素まで除去してしまうことがあります。
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吸着剤でヨウ素も消費される

リン酸吸着剤・ケイ酸吸着剤・活性炭などの吸着剤でもヨウ素は吸着されてしまいます。
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殺菌灯もヨウ素を分解してしてしまう

殺菌灯とは紫外線を飼育水にあてて病原虫や菌の死滅を目的としているアイテムです。
病原虫やコケの胞子を死滅させたり、餌の残りやフンなどの有機物を分解したりする飼育者には心強い飼育器具です。

本体の中心に紫外線を発光する管があり、その周囲を飼育水が流れていきます。
そして殺菌された飼育水は水槽内へ給水されます。
つまり、ヨウ素も分解されてしまいます。
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ヨウ素を添加するメリット

ヨウ素の供給ができるので生体が生きやすい環境になる

ヨウ素は動物の甲状腺ホルモンの働きに関与している成分で、すべての生体にとって成長や光合成の促進、脂肪代謝、生理作用に必要な元素です。
つまり、成長促進に大きく貢献してくれるのです。

私の経験では、サンゴなどの無脊椎動物は目に見えて効果があります。
ヨウ素を添加するデメリット

添加するのが面倒に思うことがる

毎日添加は個人的に面倒かなぁと思ってます笑
これも人それぞれですから貴方に合う方法をご検討ください。
私は水換えの後にサッと添加してます。
もちろん、トラブルはなく効果を感じてます。
このやり方なら負担はほぼないのではないでしょうか。
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ヨウ素を計測してみよう
レッドシー コーラルカラープロテストキット(I/K/Fe) 海水用
対象 |
海水 |
特長 |
|
内容量 |
ヨウ素×50回分 カリウム×40回分 鉄×50回分 |
ご注意 |
(誤:15秒間/正:15分間) |
ヨウ素×50回分・カリウム×40回分・鉄×50回分
計測しないとわかりませんので是非、計測してみてください。
この「レッドシーのコーラルカラープロテストキット(I/K/Fe) 海水用」はコスパ的におすすめです。
レッドシーの試薬は正確なのでおすすめです!

試薬は、【各メーカー全掲載】おすすめ水質測定の試薬まとめ!アンモニア・PH等すべて!をどうぞご覧ください。

ヨウ素の添加方法

大まかに分類すると3つの添加方法があります。
①水換えの際に添加→1.ブレンドアイオダインジュニア
②週に1~2回の添加→2.コンティニュアムアクアティクス トリプルアイオダイン
③毎日の添加→3.QFI JOD-MIX
※水槽容量と照らし合わせてください。
どれが貴方に合うかお考えください。
個人的には水換えの際が一番楽です。
ヨウ素はすぐに消費されるので水換えの後でも添加して問題ありません。
おすすめヨウ素3選
ヨウ素についてお解りいただけましたでしょうか。
おすすめのヨウ素添加剤3選をご案内します!
1.デルフィス ブレンドアイオダインジュニア
2.コンティニュアムアクアティクス トリプルアイオダイン
3.濃度が濃くイオンバランスを崩さない QFI JOD-MIX
順番にご案内します!
1.(デルフィス)ブレンドアイオダインジュニア
ブレンドアイオダインジュニア 基本情報
・ブレンドアイオダインは消費量の多く、また必須微量元素であるヨウ素イオンをすばやく安全に補給します。
・海水両用ヨウ素は気化しやすく、水中で安定しにくい成分ですが、本品は数種類のヨウ化物をブレンドする事で安定化させています。
・ヨウ素は海水中では0.06mg/Lと微量に含まれる必須微量元素の一つで、生体の成長や水質維持において重要な働きをするので欠乏しないように管理をする必要があります。だからといって、ヨウ素は塩素やフッ素と同様酸化作用があるため、多量の添加は禁物です。
・ブレンドアイオダインで理想的なヨウ素濃度を維持し、大切な生き物を守りましょう。
おすすめの理由
私はこのブレンドアイオダインジュニアと相性が良くて頻繁に使用してます。
サンゴは膨らみ、調子もよくなるし、魚の体色もキープできてます。
まずはコチラをお試しいただいて損はないと思います。
ライブシーの微量元素だとブレンドアイオダインジュニア以外にコンビネーション1とコンビネーション2というのも非常に効果が高くおすすめです。
ブレンドアイオダインジュニアはコスパもいいし、日本製なので信頼度抜群です。
海水生物飼育用品としてはじまったデルフィスの研究効果を体感できるはずです。
ブレンドアイオダインジュニアおすすめです!



1.(デルフィス)ブレンドアイオダインジュニア写真で添加方法解説
ブレンドアイオダインジュニアの添加方法をご案内します!(写真は100ml)
と言っても、どのヨウ素の添加剤でもやり方同じです。
裏面。
ヨウ素は大切です。生体の状態を大幅に改善できる可能性が高いです。
手に持つとこんな感じです笑
キャップを外したらすぐに添加できます。
プシュッとするだけです。
色は無色透明で匂いもしません。
プシュッと添加するのみです。
添加のタイミングは貴方の水槽状態に合わせてください。

私は、水換えの後に水槽水量に合わせてプシュッとしてます。

是非、お使いください。



2.コンティニュアムアクアティクス トリプルアイオダイン
コンティニュアムアクアティクス トリプルアイオダイン 基本情報
対象 | サンゴ、その他海洋無脊椎動物各種 |
特長 |
|
原材料 | 精製水、ヨウ化カリウム、徐放性ヨウ素、ヨウ素 |
原産国 | アメリカ |
ご使用方法 |
|
アドバイス |
|
おすすめの理由
これもよく使ってます。
サンゴなどの無脊椎動物に当然、有効で開きがよくなりました。
昔から人気がある商品ですね。
150Lに対して1滴の添加でいいのでコスパがいいです。
私の経験だとミズタマサンゴやキクメイシなどのハードコーラルの共肉がプックリ膨らんだ経験が何度もありました。(ソフトコーラルももちろん効果アリ)

3.濃度が濃くイオンバランスを崩さない QFI JOD-MIX
濃度が濃くイオンバランスを崩さない QFI JOD-MIX 基本情報
対象 |
無脊椎動物、魚など |
特長 |
|
内容量 |
50ml |
成分 |
ヨウ素、DIウォーター他 |
ご使用方法 |
|
ご注意 |
|
おすすめの理由
QFI JOD-MIXはサンゴユーザーは一度は見たことや使用したことがあるかと思います。
開くもよくなるし、海水魚なども元気を維持できました。
私の経験だと、サザナミヤッコが30㎝くらいに成長してから色抜けが続いてこのQFI JOD-MIXを添加してから色が濃くなりメッチャかっこよくなりました!
お値段が多少、高いのですが効果は実感できると思います。

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※マリブでは水槽おすすめ商品を皆様にわかりやすくご案内しています!
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まとめ
ヨウ素についていかがでしたか?
ヨウ素は水槽内ではすぐに消費され、欠乏状態になりがちです。
海水魚やサンゴなどの不調の原因かもしれません。
是非、ヨウ素についてご理解していただきより楽しいマリンアクアリウムを楽しんでいただければと思います。
海水は小難しいことや覚えることが複雑な反面、非常に楽しいジャンルです。
共にマリンアクアリウムを楽しんでいきましょう!
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