
こんにちは。神奈川・横浜の海水水槽専門レンタル・メンテナンスのマリブのウブカタです。
サンゴにストレスを与えている7つの行動!
②水流が強い
③ライトの点灯時間がバラバラ
④比重が低い
⑤水換えスパンが長い
⑥ビタミン剤を入れ過ぎてる
⑦魚がつつくor食べる
ストレス魚のみに限った事ではなく、サンゴも当然感じます。
あなたのサンゴが溶けてしまう・死んでしまう・白化してしまう・ポリプが開かない・・などの原因はストレスが根っこにあります。
このストレスの事を知るとあなたの飼育レベルは格段に上がるようになります。
目次
そもそもサンゴとは口も胃もある生き物だぜ!
そもそもサンゴとは何?
腔腸(こうちょう)動物門花虫(かちゅう)綱八放サンゴ亜綱ヤギ目サンゴ科に属する海産動物。
簡単に言えば海洋生物です。生きてます。
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この7つの行動がストレスを与えている!
① 頻繁に配置換えをしてる
最も多い行動です。
サンゴは触られる事が大大大大嫌いです。
触られる事自体がストレスになってます。
そして水から出してしまう人がいます。
ほんの数秒だとしても、ダメージは致命的だとお考えください。
何故なら、サンゴは海面から出る事は自然では100%ありません。
海面からは絶対に出さないこと。
これを徹底してください。
特に、キクメイシ・カワラフサトサカ(トサカ全般)・スターポリプなんかは僕の経験上入れていじるとポリプが開くのにさらに時間がかかります。
とにかく1度配置したら最低でも1週間はいじらないこと。
生き物が環境に慣れるには時間が掛かるんです。
・ライブロックから落ちちゃう・・・
・水流で落ちちゃう・・・
・魚やヤドカリや貝などの生体が落としちゃう・・・
そんな時はサンゴ用ボンドを使用しましょう。


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② 水流が強い
サンゴに直接水流を当ててはいけません。
マリブではサンゴ水槽の場合の水流で気を付けてる事を書きます。
●サンゴに直接水流を当てない
●砂が移動するほどの水流の強さにしない
●サンゴの場合、ちょっと水流が弱い位がちょうどイイと思ってる
基本的な事が多いですね。
色んな方向から満遍なく水流を当てた方がイイと思って実験はしました。
でも、僕には合いませんでした。(これは感覚の問題です)


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↑ ↑ ↑でも書いてますが、シンプルに使用してますが問題ありません。
③ ライトの点灯時間がバラバラ
ほとんどの方がタイマーを使用して管理してる事でしょう。
そのタイマーは正確ですか?(サンゴ飼育をしていてまさか手動のタイマーじゃないですよね。。)
日によってバラバラでストレスを与えている様なものです。
リズムを一定に保つ事が重要です。
8時間がベストです。


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④ 比重が低い
サンゴは汽水が流れてくる場所には生息してないので比重に関しては魚よりも神経質。
1.023~1.025だと調子が上がりやすいです。
この比重が低い問題ででつまづいてる人多いと思いますよ。


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⑤ 水換えスパンが長い
極論言うと毎日が本当は好ましいです。(魚もそうです)
でも、現実的にそれは無理。
2週間に1度と決めてしまいましょう!月2回で順調な水槽になるなら嬉しいでしょう!
2週間を過ぎると急激に水質の劣化が早くなります。
ぶっちゃけ水換えが1番効果的です。

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⑥ ビタミン剤を入れ過ぎてる
言っちゃいます!
ビタミン剤より水換えの方が遥かに効果的!
ご説明します。
あなたの使用してる人工海水の裏側を見てください。
成分がバーッと掲載されてます。(約80種の微量元素)
すごい量のビタミン・成分が配合されてますよね。
つまり1回の水換えでそれだけ補給できちゃうんです。
水換え=ビタミン補給と思ってください。
だから調子悪いなと思ったら、水換えをしてください。
水質検査は魚よりも多くしときましょう。



試薬については【各メーカー全掲載】おすすめ水質測定の試薬まとめ!アンモニア・PH等すべて!をどうぞ。
⑦ 魚がつつくor食べる
ヤッコに多いですね。
つつくと食害は個体によるから何とも言えません。
チョウチョウウオは絶対ダメですよ?
彼らは海ではサンゴをエサにしてるんです。
ヤッコ・チョウチョウウオはサンゴ水槽では冒険と言えるでしょう。


サンゴは特にストレスに敏感である事を忘れてはいけない
●溶けた!
●白化した!
●ポリプが開かない!
●つつかれる食べられる!
●死んじゃう!
調子が悪い生体の根っこは全てストレスが原因です。
特に多くの方が開かないとお悩みの「スターポリプ」と「カワラフサトサカ」が開かない!の解決方法
先に皆様に安心感を与えますね。
この2種はプロでも全然開かないなんてメチャクチャあります。
そういう性質なんでしょうね。すぐに開いた貴方は運が良い!
スタポなんかはイライラしますよね(笑)
スターポリプが開かない!の解決方法
まず、スタポの性質からお伝えします。
①丈夫だけど、水質に慣れるまでに時間が掛かる
②開かない場合、コケに高確率で覆われるのでそのコケがポリプを遮ってるのでメンテが必要
③水流は関係ない
④60㎝に20W1灯でも問題ない
⑤一度、設置したら動かさないこと(ここは絶対条件。コケ取り以外は触らない)
この中で僕がやってる方法は「②コケに覆われるのでそのコケがポリプを遮ってる」くらいです。
まぁ、コケに覆われますね。スタポは。
そんな時はどこにでもあるテクニックですが、ブラシで優しく優しく表面のコケを取ります。(このテク、15年前からありましたよ)
この時の注意点は見える部分だけでなく裏側をひっくり返してデトリタスなどが付いてる可能性がありますのでしっかり1周させること。
スタポとの付き合いは十数年経ちますが、未だに飼育が確立できない(笑)
1週間前後でバチっと開く個体もいれば2カ月開かなかったこともありましたよ。
だから貴方だけじゃないから安心してください(笑)
後は「動かすな」ですね。水流も関係ないですしね。
「ここじゃダメか~。じゃあこっちかな?」の繰り返しは生体を傷つけるだけです。(もう一度上に戻って熟読希望!)
まとめると・・・
・動かさない
・放置
・チョコチョコポリプが出始める(いきなり全開はまずない)
・時間をかけてポリプを出す面積が増えてくる
・ある時、フサ~と全開になる

カワラフサトサカが開かない!の解決方法
カワラフサトサカ(トサカ系全般)の性質から。
※何故、わざわざカワラフサトサカと書いたかというと、たまたま僕の経験上多かったからです笑
大丈夫ですよ。トサカ全般に共通してるので貴方のトサカと置き換えてお読みください。
①丈夫だけど、飼育者との相性次第で難しくなる
②錆びや鉄・銅に猛烈に弱い(サンゴ全般そうですが、一撃でよわります。)
③水流関係ない
④光もうるさくない
⑤1.018以下の比重だと開きづらい
トサカ系は人気があるから様々な情報がありますが、マリブはこうしてます。
・比重を1.023以上
・入れた際は、水流があまりないところに置く
・動かさない
本当にこれだけしかしてません。(定期的にメンテしてる条件です)
上手くいかない時って絶対に足し算思考なんですよ。
引き算にするのが本当はベストだけど、この問題に関しては+-ゼロの考え方でいきましょう。
ほとんどの人はこれを信じてくれない。
飼育者と特定の生体は相性がある。
これは、マジですし貴方も頷いてるはずですよ(笑)

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まとめ
・水換えを怠らずに清潔な水質をキープ(2週間に1回)
・適度な水流(緩やかで全体を一回りするイメージ)
・比重(1.023~1.025がベスト)
・満足のいく光量(ここは確かに難しい。でも、光が弱くて死ぬのは限られたサンゴという印象、マリブの水槽の例では、60ワイドサンゴ水槽で20W1灯だけでも元気です)
・海水水槽では大前提の水温キープ(29℃を超えるとダメ)
確かにサンゴ飼育は難しいですよね。1つ1つ原因を潰していきましょう!とにかくいじらないこと。
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